GAPの倉庫担当がシャネルのCEOになるまで…働く女性に捧げる自分らしい働き方

ビジネス

公開日:2018/6/22

 元グローバルCEOの経営手腕と哲学を紐解いた、『Beyond the Label(ビヨンド・ザ・ラベル)「こうあるべき」の先にある、自分流リーダーシップと成功の形』が2018年6月8日(金)に発売された。

 同書は、シャネルの元CEOであるモーリーン・シケによる初の自叙伝。フランス最大手企業「ロレアル」や「GAP」を経たのち、「シャネル」でレガシーと革新を融合させた社内イノベーションを起こし伝説的な大成功をもたらした人物だ。自らの軌跡をたどりつつ、これからの時代における「自分らしい働き方」と「優れたリーダーシップ」の意味を問いかけていく。

こんなに輝かしい伝説的なブランドのCEOに就任し、社歴も長く経験豊富な経営陣を率いていくのは、どう考えても手強いことだった。どうやってこのチームを未来へと導いていこう? 私はどんなCEOを目指そうか? やはり、創業者であるココ・シャネルに触発された私は、どうしたら既成概念を覆して新しいものを生み出せるか、と考えることにした。本文より

 「シャネル」を率いて“3倍成長”を成し遂げたシケが、現在に至るまでの経験と力強いメッセージを明快な書き口で綴った1冊。キャリア途上にあるビジネスウーマンはもちろん、就職したての女性やワーキングマザーなど働きウーマンにぜひ手に取ってほしい。

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<もくじ>
イントロダクション
第1章 息を吹き返す
第2章 新しい目で
第3章 チャンスに身を任せて
第4章 ロード・トレーニング
第5章 得意分野はどこに
第6章 微妙なライン
第7章 頭角を現す
第8章 リーダーへの道
第9章 すべてを手に入れる
第10章 直感は告げる
第11章 相反する要素の組み

モーリーン・シケ
イェール大学にて文学を専攻。卒業後に渡仏し、1985年よりロレアル・パリにてマーケティングの職に就く。アメリカへ帰国後はGAPに入社し、マーチャンダイザー(商品企画)の道に進んだ。系列ブランドのオールドネイビーの立ち上げにナンバー2として携わり伝説的な大成功をもたらしたのち、同じく系列ブランドのバナナ・リパブリックの社長に就任。2003年にシャネルに移り、COO兼アメリカ支社長を経て、同社初のグローバルCEOとなる。2016年に退任し、現在はリーダーシップに関する講演や執筆活動を行う傍ら、イェール大学理事と特別研究員、The New York Academy of Art理事、カナダグースとラグ&ボーン社外取締役を務める。

神崎朗子
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒。主な訳書に、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』、ジェニファー・L・スコット『フランス人は10着しか服を持たない』シリーズ、カレン・フェラン『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』、アンジェラ・ダックワース『やり抜く力 GRIT(グリット)』、マイケル・グレガー&ジーン・ストーン『食事のせいで、死なないために』などがある。

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