この夏話題の細田守監督『未来のミライ』ジャパンプレミアに、上白石萌歌、黒木華、星野源、麻生久美子の豪華キャストが集結!

エンタメ

2018/7/13

左から細田守監督、黒木華さん、上白石萌歌さん、星野源さん、麻生久美子さん

『サマーウォーズ』『バケモノの子』で少年の冒険と成長の物語を描き、『時をかける少女』や『おおかみこどもの雨と雪』では人生を見つめる物語を描いてきた、細田守監督が挑む最新作『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子”くんちゃん”と、未来からやってきた妹”ミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語。

 映画の公開はいよいよ7月20日(金)。カンヌ国際映画祭の監督週間でワールドプレミアを実施し、世界で早くも話題沸騰中の同作の日本でのお披露目の場として、細田監督をはじめ主人公”くんちゃん”の声を担当した上白石萌歌さん、くんちゃんの妹のミライちゃん役の黒木華さん、おとうさん役の星野源さん、おかあさん役の麻生久美子さんの豪華キャストが参加するジャパンプレミアが開催されました。世界が注目する映画イベント当日の模様をお伝えします。

――「未来のミライ」は、カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映がされました。現地での反応や感想はいかがでしたか?

細田監督: 五月の中旬ぐらいにカンヌに持っていきました。その時は、スタッフ以外の人の目に触れるのが本当に初めてでした。しかも、ちょっとだけ未完成部分を残したままで持って行ったので、そういった点を含めていろいろと心配しながら、上白石萌歌ちゃんと共にカンヌへ行きました。この作品は、日本の片隅の小さな家族の話ですけれども、それがほぼ世界中の映画ジャーナリストたちが集まっている中で上映され、笑い声が起きたり拍手があったりと、温かく観てもらえて、すごくほっとしました。ね、萌歌ちゃん?

上白石さん はい!

細田監督: そういった意味では、映画というのは日本だけではなく、「国を越えて伝わるのだな」と思って、帰ってきました。

――それぞれ完成作品をご覧になってどのような感想をお持ちになりましたか?

上白石さん 私もカンヌで初めて最初から最後まで、監督の隣で観たのですが、まずは周りの方の反応よりも(作品に声を吹き込んでいる)自分のことに気をとられました。作品に携わった自分が言うのもなんですが、本当に素晴らしい作品でした。

黒木さん: 私には弟がいるので、急に現れた弟が私のお母さんたちの気持ちを持っていってしまうという、その切なさなど姉としてくんちゃんの気持ちがすごくわかりました。そして、成長して自分というアイデンティティーを自覚して自信を持ち、一人の人間同士として弟を見られるようになる部分に、本当に感動しました。くんちゃんのおとうさんやお母さんの夫婦の会話には、自分の未来を想像してみたりして、本当に面白かったです。いろいろな人がいろいろなところで共感や感動ができる作品になっていると思いました。

麻生さん 私の家族と、くんちゃんの家族と家族構成がすごく似ているんです。うちは男女が逆で、上が女の子、下が男の子。そして犬が一匹います。私の中でグッとくるものがすごくたくさん描かれていて、とにかく共感しました。そして、その共感するって、「なんて気持ちいいのだろう!」ということも思いました(笑)。後半に行くにつれて涙が止まらなくて、本当に心が揺さぶられまくりました。ごく普通の家族をベースに作られている物語なのに、細田さんの手にかかると普通のことが普通じゃなくなっていく。どんどん引き込まれていく、細田マジックです。

星野さん ものすごい作品を監督が作られたなという思いと、そういう作品に参加させてもらえてとても幸せだなと思いました。僕は家族を描く作品がすごく好きなんです。細田監督は何度も「家族」というテーマをいろいろな角度から描かれてきたと思います。世界中でも多様性のある家族を描くことが増えていて、「血はつながっていなくても家族になれるのだ」という作品が映画、ドラマ、ゲームでも本当にたくさんあります。それは、今世界中で抱えている問題意識の表れだと思います。実はそういう家族像を、細田監督は数年前に『バケモノの子』で描いています。今回の作品は、血がつながっている家族も、家族になるのは大変だということだったり、家族の中での自分の居場所だったり、家族って何だろうって思ったりするところからスタートします。登場人物たちが、そうやって家族になっていく話なので、本当にファミリームービー、家族映画の最先端のすごい作品なんだなと改めて思いました。

――星野さんは「家族」をテーマにした曲「Family Song」も手がけられています。「家族」というのは大きなテーマなのですね?

星野さん そうですね。僕もそういう気持ちをすごく抱えていて、「血がつながっていなくても家族になれるんだ」という気持ちとともに、血がつながっているということは家族の根本にはならないだろうと考えていました。今回の作品は、家族のつながりを世界中の人に伝わるように、しかも楽しいお話として描いていることが、すごいと思いました。

――細田監督には、キャストの皆さんの魅力を伺いたいです。まずは上白石さんについて、お願いします。

細田監督: 今回は四歳の男の子の(声優)役を誰がやるのだろうという時に、(上白石萌歌さんを見ながら)18歳のこんなにかわいいちょっと背の高い子がやるなんて思ってもいませんでした。四歳の男の子が(声をあてるのは)無理でも七歳とか八歳の男の子、もしくはアニメーションの伝統で30歳、40歳くらいの大人の人がやるものだと思い込んでいたのです。けれども、オーディションで「くんちゃんの役は上白石さんだ!」と気がついたときに自分でも驚きました。

上白石さん 細田監督と一緒に取材を受けていると、泣きそうになるぐらいすごく褒めてくれます。なので、私はまだ夢の途中にいる感覚です。まだまだ(目標に向けて)目指している途中なので、監督からの温かい言葉にすごく背中を押してもらっています。私も、監督のことが大好きで、監督の作品が私の人生観を毎回毎回変えてくれるので、今回こういう形でご一緒できてすごく光栄です。ありがとうございます――。

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