とある精神科病院で起こった殺人事件、その真相は――『閉鎖病棟』笑福亭鶴瓶&綾野剛&小松菜奈で映画化に期待の声

エンタメ

2019/2/12


 帚木蓬生の山本周五郎賞受賞作『閉鎖病棟』が、笑福亭鶴瓶の主演で映画化される。綾野剛や小松菜奈といった俳優陣が出演することも明かされ、「このメンバーの共演なら期待できそう」と話題だ。

 作者の帚木は、精神科医として勤務する傍ら数多くの作品を手がけてきた小説家。吉川英治文学新人賞や歴史時代作家クラブ賞作品賞、日本医療小説大賞など数多くの受賞歴を持ち、新書や選書、児童書など幅広い著作を出版している。

『閉鎖病棟』は1994年に発表され、1995年に山本周五郎賞を受賞。精神病棟を患者の視点で描いたストーリーが話題を呼び、読者からは「病棟の現実がリアルに描かれている」「ラストでは感動で涙が止まらなくなった」「優しさが溢れる文章と構成力が素晴らしい」と絶賛の声が後を絶たない。

 笑福亭が演じる主人公の梶木秀丸は、死刑囚でありながら刑の失敗により生き長らえた男性。綾野剛は秀丸と心を通わせる患者・チュウさん役、小松は不登校が原因で通院を続ける女子高生・由紀役としてキャスティングされた。映画の監督を務める平山秀幸は、「笑福亭鶴瓶さんは、きっと新しい顔を見せてもらえるとお願いした」とコメント。鶴瓶は「“人に優しい映画”になると確信しています」と意気込みを明かしている。

 映画の撮影は長野で行われ、病棟のシーンでは精神科専門の医療施設・小諸高原病院でもロケを敢行。国立の精神病棟を使用した映画撮影は業界でも初の試みとなり、映画ファンからも注目を集めた。さらに鶴瓶は、秀丸を演じるにあたって7キロの減量に成功したとのこと。並々ならぬ気合いには、「そこまでの役作りでどんな演技を見せてくれるのか楽しみ」「綾野さんや小松さんとの素晴らしい掛け合いに期待したい」といった声も寄せられた。



 公開は2019年11月ごろとなっているので、続報を心待ちにしていよう。

■映画「閉鎖病棟(仮)」
公開日:2019年11月公開
原作:帚木蓬生
監督:平山秀幸
出演:笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈
配給:東映
公式サイト:http://www.heisabyoto.com/

【ストーリー】
長野県小諸のとある精神科病院。それぞれの過去を背負った患者たちがいる。母親や嫁を殺めた罪で死刑となりながら、死刑執行が失敗し生き永らえた梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)。サラリーマンだったが幻聴が聴こえ暴れ出すようになり、妹夫婦から疎んじられているチュウさん(綾野剛)。不登校が原因で通院してくる女子高生、由紀(小松菜奈)。彼らは家族や世間から遠ざけられても、明るく生きようとしていた。そんな日常を一変させる殺人事件が院内で起こった。加害者は秀丸。彼を犯行に駆り立てた理由とは―――?