もう失敗しない! しっとり「マフィン」も簡単にできる。ゆーママの焼き菓子レシピ本

食・料理

2019/9/10

『ゆーママの何度も作ってたどりついたかんたん焼き菓子レシピ』(松本有美/KADOKAWA)

 ブログの月間アクセス数240万PVを誇り、テレビにも多数出演している料理研究家・ゆーママさんが初の「お菓子レシピ本」を発売した。その名も、『ゆーママの“何度も作ってたどり着いた”かんたん焼き菓子レシピ』(松本有美/KADOKAWA)である。

 ゆーママさんが何度もお菓子を作る中で発見した、作るときのポイントや、美味しい状態をたもつ保存法などがわかりやすく書かれている、初心者にもおススメの本となっている。

■手に入りやすい道具と材料で気軽にはじめられる

「お菓子作りをしたい」と思いレシピ検索をすると、聞いたことのない材料の名前や、高価な道具が必要となり、諦めてしまった経験がある人もいるのではないだろうか。

 本書で紹介されているレシピの多くはスーパーやコンビニなど、身近な場所で購入できる材料と、100円均一のお店でそろう道具で作ることができる。作り方が初心者向けなのはもちろんだが、作るまでの準備においても非常にやさしい。

 今回は、数あるレシピでも最初に紹介されている「基本のマフィン」のレシピを、お菓子作りが大の苦手な私個人の感想をまじえながら紹介しよう。

混ぜるだけでかんたん!「基本のマフィン」の作り方(P.10)

 必要な材料が少なく、手軽に作れるお菓子代表の「マフィン」。シンプルなレシピであるため、混ぜ方や焼き加減を間違ってふくらまなかったり、焦がしてしまったりしたことがある。

 ゆーママさんのレシピは材料の混ぜ方や焼いた後の仕上げまで細かくレシピが書かれているため、お菓子作り初心者や苦手なひとでも簡単にふっくらとやわらかいマフィンを完成することができる。

○材料

上径7cm×直径4cm×高さ3cmのマフィン型6個分
【A】
バター(食塩不使用)…100g
上白糖…80g
【B】
薄力粉…100g
ベーキングパウダー…3g

卵…2個

○下準備

・バター、卵は常温に戻す。
・卵は溶きほぐしておく。
・粉類Bは混ぜ合わせてふるう。
・型にグラシン紙(または紙カップ)を敷く。ない場合はサラダ油を塗る。
・オーブンを180℃に予熱する

○生地を作る

1.ボウルにAを入れ、なめらかになるまで泡立て器でしっかりすり混ぜる。
*上白糖を使うとしっとり仕上がります。すっきりした甘さにしたいときは同量のグラニュー糖でもOK。

2.1に卵を10回くらいに分けて少しずつ加え、その都度分離しないようにしっかり混ぜ合わせる。
*うまく混ぜられない人は回数を増やして。ハンドミキサーを使用してもよし。

3.Bを一度に加えゴムべらでサックリ切るように粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。

○焼く

アレンジのチョコチップは生地を混ぜ終わった後に入れる。
型に記事を6等分して入れ、180℃のオーブンで15~18分、好みの色になるまで焼く。

焼きあがったらすぐに網に取り出して粗熱を取る。
*少し温かい状態でポリ袋にいれて封をし、涼しい場所で一晩寝かせるとしっとり仕上がる。

 マフィンのレシピでは卵の混ぜ方がポイントとなっている。何度もお菓子を作ってきたゆーママさんだからこそ編み出すことができる簡単でシンプルなレシピとなっており、作る工程が写真と文章で細かく書かれているため、未経験でも真似して作りやすいレシピである。

 さらに、焼きあがった後、しっとりさせる方法やアレンジした際のトッピングを入れるタイミングまでも詳しく書かれているので、基本のレシピからひとあじ変えたいときにも失敗する心配がない。

 実際に作ってみて、スムーズに作ることができ、生地が分離したり、焼き加減を間違えたりすることもなく、お菓子作りに苦手意識を持っていた私でも「これならできる」「ちょっと楽しいかも!」と、ワクワクしながらマフィンを完成させることができた。

■適切な保存方法、期間で長くおいしく食べられる

 実際のレシピ本には全てのレシピに常温、冷凍での保存方法と賞味期間が書かれている。先ほど紹介した「基本のマフィン」は常温であれば、保存袋に入れ涼しい場所で保存することで約3日間保存することができる。また、冷凍であれば、1個ずつラップに包み、保存袋に入れることで約3週間保存することができる。

 ママ友会、パーティー、バレンタインなど一度に作る数量が多くなりがちなお菓子だからこそ、こういった保存法、期間が書かれていると非常に便利である。イベントの前に作り置きをしてもよし、大量に作って長く楽しむのもよし。シーンに合わせて保存の仕方を変えてみてもよいだろう。

 混ぜるだけの焼き菓子、型のいらない焼き菓子など、手軽でかんたんに作れるレシピから、ケーキなど少し難易度の高いお菓子、さらにクリームやフィリングなどのお菓子に添えるトッピングのレシピまでお菓子作りをたのしくする内容が盛りだくさんの「かんたん焼き菓子レシピ本」。

 お菓子作りが好きな人はもちろん、これまで苦手意識をもっていた人や初心者にも手に取ってみてほしい一冊だ。

文=平岡瑛里花