「いじめや虐待は犯罪なんだ」こども向け法律書『こども六法』に「小学生から大人までタメになる本」と絶賛の声

出産・子育て

2019/11/12

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『こども六法』(山崎聡一郎/弘文堂)

 普段は触れる機会が少ない“法律”についてイラストつきで分かりやすく解説した『こども六法』(山崎聡一郎/弘文堂)が、2019年8月20日(火)に発売された。子どもはもちろん保護者や先生にとっても役に立つ内容に、ネット上で「小学生から大人までタメになる本でした」「子どもが目にするところにそっと置いておきたい」と大きな反響が上がっているようだ。

 人に暴力をふるってお金や持ち物を奪ったりSNSにひどい悪口を書き込んだりすれば、法律という社会のルールのもとで罰を受ける。しかし子どもは法律についての知識を持っていないため、大人が気づいて助けてくれるまでたったひとりで犯罪被害に苦しむことに。もし法律という強い味方がいることを知っていたら、もっと多くの子どもが勇気を出して助けを求められるかもしれない――。

 同書はそんな子どもたちのことを考えて執筆された1冊。小学校高学年以上が読めるように漢字にはすべてルビをふり、法律のむずかしい用語もできるだけ分かりやすく解説している。イラストによって法律の内容が具体的に紹介されているほか、必要に応じて丁寧な補足説明が加えられているのも大きな特徴だ。

 現代社会において子どもたちはいじめや児童虐待、性的搾取など理不尽な危険に晒されている。しかし本来子どもには守られる権利があり、大人には子どもを守る義務が法律で決められているもの。同書は子どもが自分からSOSを発信できるようにするだけでなく、大人が積極的に問題を解決できるように手助けしてくれる。

 子どもの日常生活に関わる法律について、親子でしっかり学べるのが同書の魅力。実際に本の内容に触れた人からは「子どもが法律や権利に馴染むためには最適な1冊だと思う。各学校の図書館に数冊ずつ入れてほしい」「いじめや虐待が本当は犯罪だってことに気づかせてくれた」「この行為はこういう犯罪に当たるんだよ、と子どもに話すために役立ちそう」と絶賛の声が上がっている。

 同書が誕生したのは、著者・山崎聡一郎氏が小学生時代にいじめを受けていたことがきっかけ。中学生になって六法全書を偶然目にした著者は、「当時の自分に法律の知識があれば、自分で自分の身を守れたかもしれない」と衝撃を受けたという。そして大学在学中に原型となる『こども六法』を制作した後、2018年9月には「全ての教室にこども六法を」という目標を掲げてクラウドファンディングを実施。第一線で活躍する法学者や弁護士の監修・協力を受けて、今までにない画期的な法律書が生み出された。

 書籍の中では刑法や民法、刑事訴訟法といった六法や少年法に加えて、いじめ防止対策推進法についても取り上げられている。身近な人をいじめから守るためにも、理不尽と戦う“武器”としての法律の知識を身につけてみては?