実物大の写真で食べさせる量が一目で分かる!『366日の離乳食』

出産・子育て

公開日:2020/6/26

『366日の離乳食』(監修:上田玲子、料理:落合貴子/主婦の友社)

 生後5~6カ月ごろの赤ちゃんが始めていくことになる離乳食。しかし、はじめてのママ・パパの中には進め方も食べさせ方も分からないという人が多いはず。そんな時には、『366日の離乳食』を参考にしてみてはいかがだろうか。

 同書は料理研究家の落合貴子氏が料理を担当し、管理栄養士のほか「日本栄養改善学会」評議員などさまざまな肩書きを持つ“乳幼児栄養”についての第一人者・上田玲子氏が監修する実践的な離乳食本。赤ちゃんに合った食材の紹介をはじめ量や形状についても詳しく解説されており、食べさせたい目安量などが見れば感覚的につかめるようになっている。

 実際に「どの食材をどの程度使えばいいのか」は、掲載されている実物大の写真を見れば一目瞭然。例えば、単純に“豆乳30ml”などと表記されているだけのレシピ本では「本当にこの量で良いのか?」といった疑問が頭をよぎることもあるだろう。同書を開いておけば、そんな不安に駆られる心配もない。

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 また離乳食に慣れてくると、今度は「献立が決まらない」という悩みも。しかし一品で栄養が完結するメニューや主菜・副菜の組み合わせ例がたっぷりあれば、献立を考える時間も短縮可能だ。さらに赤ちゃんが9カ月を過ぎて食事が1日3回になったときのために、通常の料理と一緒に作れるレシピもたっぷり掲載されている。

 9カ月を過ぎたころからは、赤ちゃんの脳を刺激すると言われている“手づかみ食べ”にも積極的に挑戦していきたいところ。もちろん手づかみするのにぴったりな離乳食のレシピも盛りだくさんなので、こちらも見逃せない。

『366日の離乳食』は身近な食材で作り続けられる、赤ちゃんに食べやすい工夫が詰まった1冊。「毎日の離乳食作りを少しでもラクにしたい!」という新米のママ・パパは、ぜひ同書を手に取ってみてほしい。