「人生を豊かにする、自分なりの幸せを発見する方法」がここに。SNSで魅了される人続出の著者の書き下ろし小説

文芸・カルチャー

公開日:2021/1/20

どこかで
『どこかで』(棚木悠太/KADOKAWA)

 幸せを感じるスイーツや食事、感銘を受けた映画や本の言葉など、何気ないけれど豊かな日常をTwitterに綴る檸檬(@lemon___hh)。

 その写真と言葉に魅了される人が続出している。

advertisement

 幸せは特別なものではなく、日常に潜んでいるもの。気づくためには、自分がどんな物が好きで、どんなことを心地いいと感じるか。他人の視点ではない、自分なりの価値観を大切にすることで見えてくるものなのかもしれない。

 そして、自分ひとりで完結できない、人とのかかわりの中で見出すものもある。

 シンプルな言葉の中には、人生について悩み、熟慮してきたことが垣間見える。

 そんな檸檬が1月20日に初の書き下ろしである『どこかで』を発行するという。

 

 人はひとつの愛し方しかできないの。あなたは若いからまだわからないだろうけれど、いつかきっとわかるはず。

 ほんとよ。

 ある日突然気がつくの。

 自分ができる人の愛し方はこれなんだって――

 生活と愛、そして喪失の物語。

 この原風景が、「大切な人を大切にしないと人生がもったいない」ことを、自分の価値観の大切さを知るきっかけとなるのかもしれない。

棚木悠太
Twitter:檸檬(@lemon___hh