写真家・荒⽊経惟による永久保存版の1冊が発売! 20年間の名⾔と⽣涯の名作を収録した「写真⾔集」

文芸・カルチャー

公開日:2021/6/4

 ダ・ヴィンチ本誌 で「裸ノ顔」を連載中のアラーキーこと荒木経惟氏が、『愛バナ アラーキー20年ノ⾔葉 2001-2020』(講談社)を上梓した。女性誌『VOCE』(講談社)で約20年続いた連載「愛ノ説明」をまとめた1冊だ。

 本書では、2001年の連載開始以降、毎⽉掲載された荒⽊⽒のインタビューの中から「アラーキー節」とも⾔える151の名⾔を厳選。電通勤務時代初期をはじめ、さっちん、空景/近景、幸福写真など、163点の写真とともに収録されている。



 名言と写真の間には、連載時のインタビューを再編集した「荒木論」も。女性論、写真論、芸術論、死生論など、多様なテーマで語られた荒木氏の言葉をとおして、移りゆく時代の中で表現し続けてきた、変わらぬ“哲学”がひも解かれている。
 荒木氏の20年を“生の声”とともに辿る永久保存版の1冊だ。

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荒木氏のコメントも到着!

「この本は写真と⾔葉のバランスがいい。20年分のアタシの⽣きた声が詰まっている。やっぱり⻑⽣きはするもんだね。連載が20年続かなきゃ、こういういろんな写真や⾔葉がごちゃ混ぜになった本はできなかった。なんかさ、⾃分の写真と⾔葉にあらためて気づかされるね。⽣きてると⾯⽩いことがたくさんあるぞ、って」

あらき・のぶよし●1940 年、東京都⽣まれ。1963年、千葉⼤学⼯学部写真印刷⼯学科を卒業。同年、電通にカメラマンとして⼊社。1964 年「さっちん」で「第1 回太陽賞」を受賞。1971 年に妻・ 陽⼦との新婚旅⾏を収めた『センチメンタルな旅』を⾃費出版。翌年よりフリーに。1990年代以降、世界各地で多数の展覧会を開催し、国内外で⾼い評価を得る。その他の著書に『荒木経惟 トーキョー・アルキ』(新潮社)、『愛しのチロ』(平凡社)、『空』(ワイズ出版)など多数。