【シリーズ累計54万部】あかちゃんが泣きやむ絵本『もいもい』の魅力

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公開日:2022/6/11

この記事は2022年6月4日 11時34分の情報です
 重版・増刷されている話題の書籍のニュースを、ダ・ヴィンチWeb編集部がピックアップしてお届け! 今回は『もいもい』(開一夫:監修、市原淳:著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)をご紹介します。

 赤ちゃん学を取り入れた人気絵本『もいもい』が増刷し、30万部を突破しました。同時に『もいもい ボードブック』『もいもい どこどこ?』を増刷し、シリーズ3点の累計発行部数は54万部に。

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あかちゃんが本当に好きな絵本『もいもい』30万部突破

 あかちゃんが泣きやむ絵本として、SNSや各種メディアで話題となった『もいもい』。東京大学あかちゃんラボと共同研究を行い、2年がかりの実験の末、完成した絵本です。

もいもい
もいもい』(開一夫:監修、市原淳:著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 このあかちゃんのための絵本『もいもい』が30万部を突破しました。発売から5年、いまでもお母さんに選ばれ続けています。

 現在通常版のほかに、持ち運びにも便利な手のひらサイズの『もいもい ボードブック』と、仕掛け絵本『もいもい どこどこ?』もあり、この2冊も増刷し、これら3点を合わせた『もいもい』シリーズの累計発行部数は54万部を突破しました。

もいもい ボードブック
もいもい ボードブック』(開一夫:監修、市原淳:著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
もいもい どこどこ?
もいもい どこどこ?』(開一夫:監修、市原淳:著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

『もいもい』シリーズについて

赤ちゃんが本当に好きな絵とは?実験に基づいて作った画期的な絵本

「赤ちゃんの好きなイラストを使いました」という絵本はすでにたくさんあります。

 しかし、東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授はそのほとんどが研究者にコメントを貰っただけのもので、「赤ちゃんが本当に好きかどうかは分からない」と言います。

 そこで、東京大学赤ちゃんラボとの共同研究を開始。あかちゃんを審査員に迎え、選択注視法(長く見たほうが勝ち!)という実験をはじめました。

 さまざまな実験を行っているなかで、あかちゃんの視線をくぎづけにして離さないイラストが見つかりました。注目度は他の倍以上!泣く子も見つめる圧倒的な注目度のキャラクター、それが『もいもい』でした。

赤ちゃんが「泣き止む」「釘付けになる」「このページで絶対に笑う!」など、ママの声多数。SNSで人気に。
 インスタグラムで「#もいもい」をつけた投稿数は1万件以上。全国のパパ、ママ、保育士さんなどから、絶賛の声が数多く寄せられています。

また、「ママリ口コミ大賞」0歳向け絵本部門を、2019年秋、2020年春、2020年秋、2021年春、2022年春に受賞。「買ってよかった」、「プレゼントにもおすすめ」との口コミも。

 発売から5年、1万部売れればヒットと言われ、ロングセラーの定番書籍が根強い人気を誇る絵本ジャンルのなかでも、ママに選ばれ続けている絵本です。

※「ママリ口コミ大賞」は、ママ向けNo.1アプリ「ママリ」がユーザーを対象に“本当に買ってよかった”と思う商品・サービスについて、アプリ内で口コミ募集を実施し、口コミ件数と満足度を基準に指示が多かった上位商品を紹介する取り組みです。

プロフィール
監修:開一夫(ひらき・かずお)
東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。「あかちゃん学」を専門とし、東京大学あかちゃんラボを運営。あかちゃんが本当に好きな絵本を作りたいと本書を企画。乳幼児も「正義の味方」を応援することを明らかにするなど、ユニークな研究を行っている。著書に、「日曜ピアジェ赤ちゃん学のすすめ」(岩波書店、2006)、「赤ちゃんの不思議」(岩波書店、2011)などがある。

作:市原淳(いちはら・じゅん)
大阪芸術大学デザイン学科卒業。2009年オリジナルキャラクター「ポペッツタウン」がカナダのDECODE社よりアニメーション化され世界約100ヶ国のテレビで放送される。2016年チェリティーアートイベント「ひつじのショーンin渋谷」に参加。2020年 えほんミュージアム清里で展覧会を開催。絵本『ふたごのひつじポコとモコ』(ポプラ社)、『ゆうびんやさんのココリさん』(講談社)など。