第2回「AIのべりすと文学賞」 2025年5月31日が応募締め切りです。
株式会社デジタルメディア研究所
公開日:2025/5/5
新しい時代の新しい文学「第二回AIのべりすと文学賞」の募集締め切り、迫る。
AI文章生成サービスを使った日本初の文学賞・第2回「AIのべりすと文学賞」 2025年5月31日が応募締め切りです。
株式会社デジタルメディア研究所(東京都目黒区/代表・橘川幸夫)は第2回「AIのべりすと文学賞」の募集中です。
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新しい時代の文学賞にご応募ください。
審査委員長 橘川幸夫
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「第1回AIのべりすと文学賞」は2022年でした。まだ「AI」が未来の方からやってきた、という感じの時代だったと思います。Sta君がいち早く未来を現実にする「AIのべりすと」を発表し、新しい時代の幕開けをしました。そうした動きの中での文学賞の実施は、期待と不安がいりまじっていましたが、389本もの応募があり、内容も千差万別で、多くの人が新しい時代に向けて試行錯誤をしている感覚に興奮しました。
そして2025年の「第2回AIのべりすと文学賞」は、AI文化が急速に世の中に浸透し、遠い未来から、明日の未来ぐらいまでに接近してきました。そういう状況の中で、単なる利便性を追求するのではない、創作というクリエイティブな領域での、さらなる皆様の多様な表現に出会えるのではないかと、うきうきしています。
「AIのべりすと」にはじめて触れる人も楽しみながら作品を作って応募してください。練達の方の珠玉の作品も期待しています。新しい時代を、皆さんと一緒に開いていきたいと思います。
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第2回 AIのべりすと文学賞開催にかえて
AIのべりすと開発者 Sta
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私が最初にAIを作ろうと思った時、まず思ったのは「あの良かった時の自分を冷凍して残せたらなァ」というものでした。
クリエイターは、ちょうどキリンのように反芻(はんすう)する生き物です。何か作ったことがある人間は、誰しも「過去の自分の方が作るのがうまかった」「あの時の自分のほうがキレていた」「今の自分は下手になった」と感じる瞬間があります。
作品を残すということは、ある意味でその時の作った人間のスナップショットを残す行為です。日記やエッセイというのはその最たる例で、その時のその人が感じていることのスナップショットを見事に封じ込めたものはやはり面白く、時に紫式部の日記のように歴史に残ったりします。
第2回の企画が持ち込まれた時、周囲からは「本当に今2回目をやる意味があるのか?」という意見もありました。AIのべりすと文学賞第1回は、いわば何もない荒野の状態で手探りをしたから意味があったのであり、既に世間的にAIの場が形成されている今、あえてこのようなイベントをやる意味が前回ほどにあるのか、考えました。
前回のAIのべりすと文学賞は、一方で、「AIを使って何かクリエイティブなことをする」という概念が世間的にほんの少しだけ認められ始めたあの時の、ほんのわずかな時期の貴重なスナップショットを残しました。
かつてコンピュータやゲームがそうであったように、クリエイティブなAIの世界は全く新興で、過去というものがなく未来しかないような状態です。その中にあって、ある意味その真逆ともいえる形でその時その時の姿を残そうとするのがこのイベントです。つまり逆張りであり、世間が思うAIの流れに反抗するかのような行為です。
しかし、クリエイティブは時に世間の流れから半歩ズレたところから始まるものです。そうでなければ今更90年代初頭の日本のポップスが再評価されたり、突然新しいSNSが流行ったりしないでしょう?
みなさんの作品をお待ちしております。
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◆AIのべりすと文学賞 開催概要
募集内容
[小説作品] 8,000文字~10万字程度
[ショート作品] 1,200文字~1万字程度
※エッセイ、シナリオ、クイズ、俳句等形式は問いません
賞・賞金
最優秀作品賞 1名 (賞金50万円と副賞)
純文学賞 1名(10万円と副賞)
エンタメ/ライトノベル賞 1名(10万円と副賞)
AIショート賞 1名(10万円と副賞)
応募方法
公式サイトの応募フォームから
募集期間
2024年12月1日~2025年5月31日
発表
2025年11月1日
審査員
柳瀬博一(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 教授 <メディア論>)
池澤春菜(声優)
KAHUA(AIアート・ディレクター,アーティスト)
ダ・ヴィンチ・恐山(作家・ライター)
橘川幸夫(株式会社デジタルメディア研究所)
◆最強最大のにほんごAI「AIのべりすと」とは?
世界的にファンの多い音楽ゲームアプリ「ToneSphere」等を開発してきたクリエイターSta(すた)が、Google TRCの協力のもと日本語で史上最大、総2テラバイト以上のコーパスからフルスクラッチで訓練した小説AIです
ChatGPTが大きな話題になる以前2021年秋に正式リリースされるとSNSを中心に瞬く間に話題になり、授業に取り入れる学校も現れています。
「AIのべりすと」開発者「Sta」プロフィール
1988年 東京都生まれ。ゲームクリエイター、作曲家、プログラマー。株式会社Bit192代表。9歳で1,000本のゲームを作成。『新潮45』特集<21世紀の日本を支える「21人の若き天才」>に「すでに伝説的な不登校小学生」として取り上げられた。
2012年6月 iOS・Android向け音楽ゲームアプリ「Tone Sphere」をリリース。企画からプログラム・グラフィック・音楽など全てを自身が手がけ2021年までに世界で120万ダウンロードを達成。株式会社Bit192代表。
主催:AIのべりすと文学賞事務局
aiinfo@demeken.net(担当:吉池拓磨)
152-0004 東京都目黒区鷹番1-2-10 東西ハイツ#110
(株)デジタルメディア研究所内