TOEICで満点を42回! 菊池健彦先生直伝 英語が上達するための本ベスト5
更新日:2014/1/27
英語を学びたいけど、なかなか……という人は多いはず。7年間のひきこもり生活で英語学習に打ち込み、いきなりTOEIC970点をマークしたイングリッシュモンスター菊池健彦先生に、英語が上達するための本を聞いたラコ!
菊池健彦:1959年青森生まれ。大学卒業後洋書専門店の営業として働くもノルマが達成できず退社。ひきこもり生活に入る。現在はTOEICのスペシャリストとなり、990点満点を42回取り続けている。海外渡航経験は一度もない。近著に『世界では、日本は「こんな」ふうに言われてますよ!』(大和書房)がある。
- 1位
- 発音をマスターしたい人に
- 著者名:鷲見 由理
- 発売元 : ナツメ社
- 価格:1,728円
日本人にとって英語を話す最大の難関が「発音」だと思います。実は日本の「あいうえお」に当たる音だけで英語の発音記号は細かく数えると30個近くある。日本語は母音子音が単純だから、特に英語の発音は難しいんですね。だからカタカナ発音に逃げてしまうんだけど、勉強するなら初めから自分で天井を作らないほうがいいでしょう。この本は、発音記号を解説するなかでやさしくて役に立ちますよ。
- 2位
- 文法にアレルギー反応を持つひとに
- 著者名:綿貫陽
- 発売元 : 旺文社
- 価格:1,944円
英文法って、目的格とか関係代名詞とか、そういった用語でヒステリーを起こしてしまう人も多いでしょう。この本は、薄くてイラストがいっぱい、といった本ではないのでとっつきにくいかもしれませんが、丁寧に解説しているし、索引で用語をひっぱってきやすい。本気で勉強したい方、疑問があるときや迷ったときの強い味方です。生徒にも薦めているし私も講師になってからよく使っています。
- 3位
- 英語をまず楽しみたい人に
- 著者名:Torey Hayden
- 発売元 : Avon
- 価格:814円
英語を勉強するうえでReading は欠かせない。私からのアドバイスは「自分が面白いと思うものを探す」、これに尽きるんです。たまたま書店で手に取った本がこれなのですが、一度も休まずにぶっ続けに読んでしまった。それほど強烈な内容だったんです。ネグレクトされた少女を助ける特殊学級の先生が書いたドキュメンタリーなのですが、のめりこんで読んでしまった。このとき、ネイティブじゃない自分でも、その差を埋めるような体験ができたと思ったんです。ココ・シャネルでもマイケル・ジョーダンでもいい、自分が好きな分野の洋書を1冊読んでみてはいかがでしょうか。
- 4位
- 耳を鍛えたい人に
- 著者名:リタ・マイアミ
- 発売元 : マッグガーデン
- 価格:1,080円
若い頃から、受験英語は好きで得意だったんです。模試の成績もよかった。だから35歳で英語を勉強しだしたときも、自信はありました。それを打ち砕かれたのが、テレビで見たアメリカのホームドラマ、「フルハウス」そして「フレンズ」です。映画と違って決め台詞はゆっくり正確に読んでくれるし、日常会話は分かりやすい。それなのに、僕は「lock the door」が聞き取れなかった。それから録画して、繰り返し見るようになりました。場面がどんどん変化していくので、英会話のスキットみたいな感覚で聞けるのもちょうど良いんです。
- 5位
- 海外が日本をどう見ているか知りたい人に
- 著者名:菊池健彦
- 発売元 : 大和書房
- 価格:1,404円
英語を勉強する全ての人に共通する興味は、日本に関する話題ではないでしょうか。例えばイギリスの新聞記事で、「日本のTV番組は、料理の話が9割だ」「芸人はどろどろに溶けた金属を飲んでいる」とか書かれていることもあるわけです。言い過ぎだし間違っている。体罰や原発のことも同じ感じです。だから抗議を私はしていました。文法を間違ったら恥ずかしいからいっそう勉強もしますしね。そういったことをこの本でまとめました。海外のニュースサイトを短く抜粋してあるので、勉強したい人の興味のとっかかりになればいいなと思っています。
「“正しい英語の勉強法”みたいなものは、“正しい人生の生き方”なんてものと同じで、信じない方がいい。自分で探せばいいのです。“英語を学ぶこと自体が楽しいか”、“進歩していると自分で思えるか”。この2つどちらかが満たされていればそれでいいし、続けられると思っています」
菊池先生ありがとラコ〜! 自分が好きなことから、というのは鉄則ラコね。 他にもこんな作品の名セリフランキングが知りたい!というのがあったら @bookrako までよろしくラコ!