【エッセイ・ノンフィクション】2012年上半期BOOK OF THE YEAR

なんでもランキング

更新日:2013/8/2

毎年本好きたちがその年のベスト本を選ぶ、ダ・ヴィンチ1月号恒例の特集「BOOK OF THE YEAR」。
「振り返るのに1年は長すぎる!」ということで、ダ・ヴィンチ7月号では2012年上半期を賑わした本を総ざらいしてるラコよ。
そこで今回はその中から「エッセイ・ノンフィクションランキング」の1~5位をピックアップ。
10位までにランクインした本はダ・ヴィンチ電子ナビの本棚に登録してあるから、コチラも要チェック!

1位
大阪の遊郭地帯という社会の隙間をルポタージュ
さいごの色街 飛田
さいごの色街 飛田
  • 著者名:井上理津子
  • 発売元 : 筑摩書房
  • 価格:2,160円

遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか! 取材拒否の街に挑んだ12年、衝撃のノンフィクション。

2位
仙台の地元新聞社が追い続けた震災の日々
河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙
河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙
  • 著者名:河北新報社
  • 発売元 : 文藝春秋
  • 価格:1,440円

肉親を喪いながらも取材を続けた総局長、殉職した販売店主、倒壊した組版システム、被災者から浴びた罵声、避難所から出勤する記者。それでも新聞をつくり続けた。2011年度新聞協会賞受賞。被災者に寄り添った社員たちの全記録。

3位
実力者ノンフィクション作家による孫正義の伝記
あんぽん 孫正義伝
あんぽん 孫正義伝
  • 著者名:佐野真一
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:1,728円

“在日三世”として生をうけ、泥水をすするような「貧しさ」を体験した孫正義氏はいかにして身を起こしたのか。そして事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜ国を愛するようになったのか。なぜ、東日本大震災以降、「脱原発」に固執するのか——。全ての「解」が本書で明らかになる。

4位
あの“落合博満”が全てを語る!
采配
采配
  • 著者名:落合博満
  • 発売元 : ダイヤモンド社
  • 価格:1,620円

監督としてチームを53年ぶりに日本一に導き、2004年の就任以来8年間で 2回に1回はチームが優勝、2011年は史上初の2年連続リーグ優勝を果たすなど、選手として、そして監督として脅威の数字を残し続ける男、落合博満。常にトップを走り・育て続ける名将が、監督就任後初めて明かす、自立型人間の育て方、常勝組織の作り方、勝つということ、プロの仕事ついてetc.…。ビジネス書、人材育成、自己啓発書としても読める一冊。

5位
日本を捨てた男達はフィリピンへ行った
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
  • 著者名:水谷竹秀
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:1,620円

第9回開高健ノンフィクション賞受賞作! フィリピンクラブとの出合いが、フィリピンへの逃避行、無一文への転落と5人の男の運命を変えた。今や社会問題となりつつある「困窮邦人」の実態を徹底的にあぶり出す渾身のノンフィクション。

1位の大阪の遊郭の実態に迫った本は女性のライターさんによるものなんだラコ!意外だったラコ〜。 次回は「文庫」のランキングを紹介するラコ! 「2012年エッセイ・ノンフィクションランキング」10位までを登録した本棚はコチラ