好きなときに好きな場所で稼ぐ！ フリマアプリの達人が教えるメルカリを使った「ゆる副業」のコツ

「何か副業を始めたい」「でも、お金は稼ぎたいけど、自由な時間も大切にしたい」……。そう思っている人はきっと少なくないだろう。ゆるく始められる副業があったら試してみたいが、そんな副業はないものだろうか。

　そんな人に『「ゆる副業」のはじめかた メルカリ スマホ1つでスキマ時間に効率的に稼ぐ！』（翔泳社）の著者・川崎さちえさんがおすすめするのが、ユーザー数2000万人超のフリマアプリ・メルカリを使った「ゆる副業」だ。本書では、メルカリ歴8年、ネットオークション歴18年の川崎さちえさんがその方法を1つひとつ丁寧に教えてくれる。メルカリを使いこなすための基本はもちろんのこと、初心者がつまずく梱包や説明文の書き方などのテクニックについても解説。この本ならば、豊富な図解ですばやく学習でき、誰でもすぐに「ゆる副業」に挑戦することができそうだ。本書の中からメルカリでの売上をアップさせるためのテクニックをほんの少しご紹介するとしよう。

商品説明は端的に！ 肯定的な言葉でまとめよう

　メルカリをはじめとする、フリマサイトで商品を販売する上で最も悩まされるのは、「商品説明」ではないだろうか。メルカリはスマホで見るユーザーが多いため、ポイントを端的にまとめるように心がけると良いという。スマホのメモ機能などにテンプレートを作っておいて、出品のたびに流用すると手間が省けるだろう。特に大切なのは、商品を探している人に見つけてもらえるようなキーワードを入れること。

　たとえば、「ナイキのスニーカー」を出品するならば、「ナイキ」「スニーカー」だけでなく、「ナイキ」のアルファベット表記「NIKE」も説明に入れ込む。「卒業式　フォーマル」などと検索する人もいるから、商品がイベントに関係するならば、その言葉もキーワードとして入れておきたい。また、傷や汚れなどの「ダメージ」について書くこともクレーム防止のために重要なのだとか。たとえば「袖にはほつれがありますが、着る分には支障はないと思います」などというように、悪い点を描きながらもプラスの表現でまとめて、マイナスイメージを残さないようにしよう。

梱包材の節約テクニック

　梱包も慣れるまでは苦戦する部分かもしれない。どうしても買わなくてはならない梱包材以外は、商品を買ったときのものを再利用すると、コストが削減できるし、梱包もしやすくて便利なのだそうだ。ショップなどの紙袋やビニール袋、段ボール、エアクッションなどは再利用するといいという。さらに必要な梱包材は100円ショップで調達するとコスパがいい。本書では川崎さんおすすめのアイテムも紹介されている。また、スマホ決済を使っていると、コンビニで使える割引クーポンが発行されるキャンペーンが実施されていることもあるため、その機会に、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便の梱包資材をまとめて購入するのがおすすめとのこと。

写真には自然光を活用！午前中の撮影がオススメ

　商品を購入してもらうためには見栄えがいい写真を準備することも大切だ。特に、商品の色を比較的忠実に伝えるためにも「光」には注意したい。川崎さんは、自然光が使える午前中に写真を撮るようにしているという。同じ自然光でも夕方になるとオレンジっぽくなるので、おすすめできない。また、フラッシュを使うと白光りして、商品が安っぽく見えてしまうので注意が必要なのだそうだ。

　その他にもこの本にはメルカリで稼ぐためのテクニックがたくさん紹介されており、知れば知るほど、「ゆる副業」に挑戦してみたくなってくる。川崎さんによれば、まずは家の中の不用品を売ることから始めて、軌道に乗り始めたら、仕入れた商品やハンドメイド品をメルカリShopsで出品するのがおすすめだという。「コツコツとノウハウを積み上げていけば、月10万円稼ぐことは決して難しいことではない」のだそうだ。少しでも興味が湧いてきたら、まずは家の棚やボックスをチェックしながら挑戦してみてはいかがだろうか。この本で学べば、楽しみながら副業に取り組めるだろう。

文＝アサトーミナミ