池井戸潤の最新作『ハヤブサ消防団』発売! ミステリ作家vs.連続放火犯の“田園”小説をマンガで紹介!

文芸・カルチャー

PR公開日:2022/9/6

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ハヤブサ消防団
ハヤブサ消防団』(池井戸潤/集英社)

 2022年9月5日、池井戸潤氏の単行本『ハヤブサ消防団』(集英社)が発売された。『下町ロケット』『アキラとあきら』などドラマ化・映画化された作品も数多く手掛ける池井戸氏の最新作に、早くもファンから大きな注目が集まっている。

『ハヤブサ消防団』の舞台は、ミステリ作家・三馬太郎の亡き父親の故郷。東京からハヤブサ地区へと移住した太郎は、地元の人からの誘いで消防団へと入団することになる。小説を書きながらひっそりと暮らすつもりが、狭いコミュニティ内で生活するためにはそうもいかず…。太郎は地元の人たちと共に、消防団の活動や街おこし企画に参加していく――。

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 一見、地元住民とののどかな日常を描いているようだが、事件が起こるのは物語の冒頭。入団式の最中に、ハヤブサ地区で火災が発生する。なんとか住民は助け出せたものの、太郎は一瞬でその家族の生活が崩壊したことに衝撃を受けるのだった。

 火災の原因を推測する太郎に、先輩消防団員は「これはたぶん― 連続放火や」と漏らす。今年に入ってから3件目だというその火災は、一体誰によるものなのか。ミステリ作家と消防団員という二足の草鞋を履いた太郎は、どのような結末にたどり着くのか…。のどかな集落を揺るがす水面化での戦いが“池井戸節”全開で描かれている。

 言わずと知れた人気作家・池井戸氏にとって同作は、『民王 シベリアの陰謀』以来およそ1年ぶりとなる新作。発売決定時からファンの間で大きな注目を集めており、「早速予約しました! 池井戸作品好きとしては読まないわけにいかない!」「小説すばるでずっと読んでいたので、単行本化嬉しいです!」「単行本になるのはもっと先かと思っていたけど…。早くも手に入るとのことで楽しみです!」などと大興奮のコメントが相次いでいた。

 また、同作の発売と同日の9月5日には、ヤンチャ盛りの2人の息子の日常を描く『うちのこざんまい』などでお馴染みのマンガ家・内野こめこ氏(@nokonokomeko)が紹介マンガを公開。表情豊かに描かれた『ハヤブサ消防団』の登場人物やのどかな空気が、内野氏によって分かりやすく描かれている。紹介マンガで物語の情景を掴んでから小説を手に取ってみると、さらに物語へと没頭できるのではないだろうか。

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

 ミステリ作家と連続放火犯の静かな戦いは、どのように決着がつくのか。ぜひ本書を手に取って、結末を確かめてみてほしい。

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