子どもの英語教育、最初はコレで!「絵カード」で楽しく遊んで学べる英語図鑑

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公開日:2023/8/26

えいごの絵カードずかん
『えいごの絵カードずかん』(カモ:絵、佐藤久美子:監修/KADOKAWA)

 グローバル化だ、インバウンドだ、と英語力の重要性が増している昨今。小学3年生から英語が必修教科になった影響もあり、小さなお子さんがいるご家庭でも、英語の早期教育への関心が高まっています。

 かくいう私も、5歳女児の母。私自身がまったく英語を話せないコンプレックスがあって(中学・高校・大学と学んだのに…)、「そろそろ娘も英語に触れさせるほうがいいのかな?」と考えていました。

 そんなタイミングで出合ったのが『えいごの絵カードずかん』(カモ:絵、佐藤久美子:監修/KADOKAWA)です。幼児向けの英語の図鑑はたくさんありますが、この本が違うのは「遊べる」こと。見た目は普通の本ですが、ページを外して点線で切ると、282枚の英語の絵カードができるのです(他にアルファベットのポスターなども付いています)。

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 イラストもシンプルなのにかわいくて、「これなら娘も興味を持ってくれるかも!」と思い、この本を使って一緒に遊んでみることにしました。

「○○って英語で何て言うの?」って聞かれるように

「○○って英語で何て言うの?」って聞かれるように

 絵カードの表裏のイラストは同じで、表は日本語、裏には英語が。遊び方の例が12種類も載っているので、年齢問わず発達や興味に合わせて遊べそうです。

 うちの娘がとくにハマったのは「ジェスチャーゲーム」。娘が動きや気持ち(踊る・走る・悲しいなど)の絵カードから1枚ひいてその様子を表現し、それを私やパパが当てます。「tired(疲れた)」では、両手をだらんと下げて、もうダメだーという顔をする娘。「sad?(悲しい)」「sleepy?(眠い)」など、わざと間違えると「No!No!」と盛り上がりました。

 食べ物や生き物の絵カードを「I like○○./I don’t like○○.」で分けていくのも、娘の意外な好き嫌いがわかって面白かったです。

娘の意外な好き嫌いがわかって面白かったです

 ちなみに、私はこの本で「ダンゴムシ」は「roly-poly」だと初めて知りました。英語の教科書で見たことはなくても、確かに子どもには身近な単語ですよね。

 この本で遊んでから、娘に「○○って英語で何て言うの?」と聞かれるようになりました。娘が英語に関心を持ってくれたのがうれしいし、「英語って、あまり大袈裟に考えずに、こういう遊びから始めればいいんだな」と実感しています。

 英語教育に対する親のスタンスやこだわりは十人十色。英語教室や教材もいろいろありますが、この本はとくに「家で遊びながら、英語に親しんでほしい」「英語教育に興味があるけど、何から始めたらいいかわからない」というご家庭におすすめしたいと思います。

文=片桐仁香