「ぶっちゃけ嫁と母なら母をとりますね」姑からのいびりを放置する夫。さらには姑が夫の浮気をけしかけた!?

マンガ

公開日:2024/4/27

旦那の浮気を仕掛けた黒幕は姑でした

 嫁姑問題は、日本の家庭における永遠の課題のひとつだ。息子を愛するあまり、嫁を「息子を奪う敵」だと思い込み酷い扱いをする姑は少なくない。夫が姑に対し嫁を守る行動を取れるならまだマシだろうが夫も一緒になって酷いことをするなら、妻にとって地獄のような生活になってしまう。

旦那の浮気を仕掛けた黒幕は姑でした』(ハッチ:原作、ユニバーサル・パブリシング:イラスト・漫画/KADOKAWA)では、姑が夫の浮気を仕掛けるドロドロの嫁姑バトルが描かれている。本作は『旦那の浮気相手とLINE友達になってみた』でも知られる、インスタグラマーのハッチさんが描くマンガの第2弾。ハッチさんの親友であり、され妻仲間のマミさんの実体験を基にした物語だ。浮気シタ側だけでなく姑にもしっかり制裁する作品なので、最低な人間たちが地獄に落ちる話が好きな人におすすめしたい。

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旦那の浮気を仕掛けた黒幕は姑でした

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 主人公のマミは、大地主のひとり息子・西園寺タカと結婚したばかりの専業主婦。幸せな新婚生活を送るはずが、想像していたそれとは様子が違っていた。タカはマミの作ったベーコンエッグが「ちょっとでも」焦げていれば作り直せと心の中で文句を言うような男だったのだ。

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 そんな最低な性格だけでなく、重度のマザコン。さらに姑の性格も最悪だった。マミをいびるために「料理もヘタくそ子どももできない! なんて嫁をもらったんだかねェ!!」と目を吊り上げて叫ぶ姿は、まるで鬼の形相だ。嫁を守るべき立場の夫は「ゴメンオレそういうの無理だから…」といって妻がいびられても何もしない。マミの料理をけなすくせにママのポテサラは喜んで食べる姿に、こんな人とだけは結婚したくないと思わされる。

 ただでさえマミにとって最悪の新婚生活なのに、スマホの画面が見えたことでタカが浮気を楽しんでいることが発覚してしまい――。

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 タカは結婚してわずか半年にも関わらず、シタ夫(=浮気した夫)と名乗るSNSアカウントを運用していた。マミのことをないがしろにして姑からのいびりを放置するばかりか、平気で浮気までしていたのだ。ゲス野郎であるタカに対し、マミは「許せない!」と己を奮い立たせ復讐を決意し、妻VS夫・姑・浮気相手のドロ沼バトルのゴングを鳴らす。

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 マミがひとりだったなら途中で心が折れていたかもしれないが、マミにはハッチとクーという親友がいたからこそ凶悪な敵に立ち向かえた。3人で知恵を合わせた結果、本人たちに悟られないようなSNSの裏アカウントを作成し、夫と浮気相手の監視をはじめることに。

 マミがSNSの裏アカを駆使して行ったタカとの交流で分かったことは、本当に最低な現実だった。「ぶっちゃけ嫁と母なら母をとりますね(笑)」という発言の時点で、すべてを暴力で解決したくなる。マザコンすぎる返信だけでもドン引きだというのに、今の彼女(浮気相手)は「母がすすめた元カノ」だというのだ。

 母のいいなりで浮気をする夫の気色悪さを想像するだけで、身体中に鳥肌が立ってしまうだろう。そんな衝撃の事実に驚きながらも、マミは戦うための手札を着実に増やしていく。

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 浮気の事実に気づいて調査していることに気づかれないよう、平静を装って日常をすごしているマミ。一方で、夫一味はマミの方に原因を作って離婚するために、元カノ・フワ子の「別れさせ屋」を使う作戦でマミを陥れようとしてくる。そんな一進一退の攻防戦を繰り広げながらも、マミは周りの協力を得て離婚へ向かって突き進んでいく。

 ここから先もドロドロの展開が好きな人はもちろん、浮気シタ側が破滅する姿を見たい人は見逃せないシーンが続いていく。マミはどうやって夫と浮気女だけでなく姑までもを地獄に叩き落とすのか――。マミが幸せになる未来を願いながら、ぜひ最後まで泥沼バトルを楽しんでもらいたい。

文=ネゴト/ 押入れの人

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