父権社会の拷問器具「コルセット」を静かに淡々と描写する恐ろしさ。「北斗賞」を受賞した佐々木紺の第一句集

レビュー

静かな俳句である。遠くの灯台の光を眺めるように、虫メガネで手元を拡大するように、丁寧に、静かに、日常が語られる。 佐々木紺の第一句集『平面と立体』(文學の森)は、第十三回「北斗賞」を受賞し出版された。…

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