世界をかけめぐる真鍋かをりさんのノリノリ赤裸々冒険記
公開日:2014/1/19
海外旅行の本を出す芸能人は多く、しかし私みたいな貧乏大学生からしたら「うわあー、また芸能人海外行ってるよ。リッチだなぁ。しかも何、この豪華絢爛な旅は! なんだこのおしゃれで幸せそうな笑顔は!」と彼らと自分自身の差という現実をつきつけられ本を楽しむ余裕もなく意気消沈するのが常なのですが…
先日出版されたばかりの真鍋かをりさん著作『世界をひとりで歩いてみた』はその印象的なタイトルと表紙からして他の芸能人旅行記と一線を画します。よく見てください、表紙の写真を。ぼけた背景の中、なんだか変態ちっくなポーズを決める一人の女が…え、なんと真鍋かをりさん!? 本作には表紙の通り、全く飾らない、いやむしろ一般人よりさばけた彼女の一人旅の様子が赤裸々に書かれています。
30歳でひとり旅に目覚め初めてのパリを経験した後、様々な国に暇ができたら行き、思いついたら行き、貧乏旅行も、豪華な旅行もしない。自分の直感と感性で興味のあるところにはずんずん歩き、危険はちょっと顧みる。ステキな出会いやあまり感動できなかったモナリザの絵、素晴らしい景色にタクシーでカツアゲされたこと…。簡潔で読みやすい、等身大の文章の中に、真鍋さんが感じた様々な海外の姿が、あますところなく書き連ねてあります。
海外に興味のあるみなさん、女一人旅してみたいみなさん、ぜひ一読を! おすすめの1冊です。
はじめてのひとり旅! うん、いいなあ
トルコでナンパを撃退する必殺技! らしいです(笑)
こんなノリでロスへ行ってしまいました!
(C)眞鍋かをり/祥伝社