このマーフィーはあの「マーフィー」じゃないですよ。でも即効で有効!!

ワイコブ

2011/7/5

マーフィー幸せを呼ぶ処方箋

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 三笠書房
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:マーフィー“無限の力”研究会 価格:594円

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気が付けば、月に1冊は自己啓発本のレビューを書いているのですが、だんだん、自己啓発本というジャンルの中での読み応えや、実用度が比較できるようになってきました(笑)。数をこなしても私が大金持ちにならないのは、こうした自己啓発本が不良なのではなく、単純に「信じない」からなのかもしれません…。

もともと苦悩の少ないタイプの人間だからかも…いや、違う、まだ機が熟していないからなんです。が、なんたって今回は「マーフィー」ですもの。霊験あらたかなハズ! と期待して読み進めたところ、うっかりしておりました。
  
90年代に大流行した「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」といった皮肉とユーモアにあふれた「マーフィーの法則」の続編かと思いきや、こちらの「マーフィー」はジョセフ・マーフィーなのでした(恐らく)。
  
トーストのマーフィーとは関係ナシ。ジョセフ・マーフィーは「あなたも幸せになれる」などの著者でイギリスの著述家とのこと。ですが、中身は「格言」がいくつも並び、その横に解説がつくという、いたって実用的で「マーフィーの法則」を彷彿させます。
  
多くの自己啓発本が、メンターがいかに「普通の人」だったかに始まり、苦悩&挫折を経験し、真意を見出すまでの過程を詳細に描いて読者のハートをキャッチするのに比べ、この本は余分な余情などはなく、本当に実用一点張り。端的で男性的な文章で断定されると、「そうだよね」と納得してしまう読者も多いハズ。電車の中で、スラーっと読んで、気持ちのいいフレーズだけ心に残し、一日気分爽快! という、清涼剤のような使い方ができるのではないでしょうか。
  
たとえば、【信じきりなさい】という格言の項。
  
「潜在意識から満足のいく反応があるまで、この人生の「真理」を肯定し続けなさい。途中であきらめてはダメです。『いくらイメージしても叶わなかった』というのは信じ切れなかった人たちがいつも言う言葉です。」←汗、私? とか、
  
【弱気の虫】「『自分はだめだな』と弱気になったら、出来るかぎり自分のよい点を見つけるようにしなさい。反省という名の自己卑下は自信を失わせ、潜在意識に悪い影響を与えてしまいます」。とか。←そうそう、「反省」大好きなんです…。
  
他にも、誰もが自分にぴたりと当てはまり、「あ、そっか、そういう風に考えれば楽になるのね!」というポジティブなヒントにあふれた1冊。
  
ありがたいことに、第2章は「愛される女だけが知っている“とっておきの魔法”」がまとめられています。この中で、【魅力づくりのヒント③】という格言では「一心不乱に何かに取り組んでみなさい。そのとき人は誰でもとても魅力的なのです」と説いてくれます。灼熱35度のクーラーナシ室内、汗をだらだらと流しながら、ペットボトルから水をがぶ飲みしつつ、椅子の上であぐらをかいて原稿書きに「必死」になっている私を励ますような、天の声ではありませんか。仕事の合間にこの本を開いて、自分を即効に鼓舞してもいいですね。

信じきる、心配性を卒業する。どちらも簡単なようでなかなかできないことです

「愛される女」というフレーズに女性は正直弱い

自分自身を盛り上げるって、学校では習いませんよね、そういえば (C)マーフィー“無限の力”研究会/三笠書房