プチプラアクセ、無理な友達作り…「やめてみた」らラクになった。その理由とは?

ライフスタイル

2017/9/14

『もっと、やめてみた。「こうあるべき」に囚われなくなる 暮らし方・考え方』(幻冬舎)

 片付け、断捨離、ミニマリズム…と世は「そぎ落とし」ブームである。必要ないものを手放してすっきりした部屋を実現すれば、気分がよくなり日々の幸福度はぐっと上がる。気持ちにハリが出るので、自然と人間関係や健康状態も好転しはじめる。頭がスッキリしてビジネスや金運が上向いたという人も。いいことずくめと知られてからは、日本中が大なり小なり「お部屋のダイエット」に取り組んでいると言っても過言ではないほどだ。

 とはいえ、頭では分かっていても、片付けが難しいのもまた事実。ひと口に「捨てる」と言っても、やってみると悩ましいものだ。道のりの遠さに挫折した人だって少なくない。

 そんな中、女性を中心にじわじわと人気を高め注目されているのが漫画家のわたなべぽん。『ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました』(KADOKAWA)、『やめてみた。本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』(幻冬舎)など、無理せず急がず、自分の心と素直にむきあって「私らしい」生活をつくる様子が好感をもって迎えられ、マネする人が続出。本作『もっと、やめてみた。「こうあるべき」に囚われなくなる 暮らし方・考え方』(幻冬舎)ではさらにこんなものを「やめて」みたという。

■やめたら、変われる。やめたら、始まる!

 まず紹介されるのは「ビニール傘」「プチプラアクセ」「ボディーソープ」などの身近な物。どれも便利な物にみえるが、著者の生活にはあわなくなっていた。特にボディーソープは、やめてみたら乾燥肌が改善。その上、自分の肌にあったかわいい石けんを手作りするという新しい趣味との出会いにも繋がった。「やめる」ことで、生活が広がりだした好例だ。

 次は人間関係。無理をして友達を作ろうとしたり、頑張って人見知りを克服しようとしたり…をやめてみる。「友達とは、信頼し合い、秘密も含めて何でも話せる人」という思いこみをやめ、同じ時間を共有して楽しめる人は友達、と軽やかに捉えるようになった。すると肩肘をはらないコミュニケーションを楽しめるようになり、以前より友達が増えたという。逆説的なようだが、自分らしくいたほうが自分にあった友人と出会えるというのは当然の話なのかもしれない。

 最後は「囚われ」からの脱却。過去の辛い経験から「自分はセンスがない」と思いこんでいた著者。しかしプレゼントしたポーチを喜んでくれた人もいて…。何かにつけ「私なんか」と思いがちな人は必読のエピソードだ。囚われがなくなると、生まれ変わったような爽快感とやる気がみなぎってくる。

 もちろん一度やめたからといってずっとやめ続けなくてもいい。著者も「やめてみて、やっぱり復活」させたものがあり、それらも紹介されている。だから気軽に、少しずつ、あなたも「やめる」ことで生活に新しい風を送り込んでみては?

文=青柳寧子