たった1分で「耳が悪い」を改善! 人気の治療院院長による奇跡の聴力回復法「耳シェイク」とは?

健康

更新日:2019/2/28

■いつでもどこでもできるマッサージ

 またもうひとつ今野氏がぜひ取り組んでほしいというのが、7つのトレーニングだ。耳の血流をよくすることで、体がほんらい持つ、元気になろうという力が目覚め、さまざまな体調不良を解決してくれるものだという。今回は7つのトレーニングのうちのひとつをご紹介。

〈基本の4つの耳マッサージ〉

○耳シェイク

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(1)両手の人差し指と中指で「チョキ」をつくり、耳をはさむように置きます。
(2)耳の付け根と前を、上から4カ所、上下にシェイクします。

○耳さすり

(1) 両手の親指を耳の裏、人差し指を耳の前に置きます。
(2)耳の裏側全体と耳の付け根、耳の前を優しくさすります。

○耳の穴刺激

(1) 両手の小指の先を耳の穴にあてます。
(2)耳の穴の上下左右を、ツボを押すように軽く押します。

○耳引っぱり

(1) 耳全体を上下左右に軽く引っぱります。
(2)両手の平で耳の穴をふさぎ、2秒したら「パッ」と離します。

 このいつでもどこでもできて、耳まわりの血行を促し、細胞に酸素と栄養を与えることができる。朝起きたとき、電車の中、お風呂に入っているときなど、気づいたら実践してほしい。「耳引っぱり」の(2)だけは、1日1回にとどめよう。

 この他にも、必ずやってほしいというのが、「エア縄跳び」。膝を軽く曲げて立ち、両手は縄を持っているように曲げる。そしてつま先は床に着けたままかかとで軽くジャンプ。この動作で全身の血流が高まる。

 さらに「チョッピング呼吸」「お腹ウェービング」「頸椎シェイキング」などもあげられる。これら耳がよくなる7つのトレーニングは、今野氏の著書にまとめられている。

「難聴」は「治らないもの」でも、「治療法がない」ものではない。けれども「耳の聞こえが悪くなる前」の予防も大切だという。耳の血流を良くするトレーニングは、耳が健康なうちにも取り組んでおきたい。他人事と思わずに将来の自分のために取り組もう。

文=武藤徉子