これさえあれば“やせぐせ”がつく! 糖質オフの作りおきおかずで秋も美味しくダイエット!【作ってみた】

健康・美容

更新日:2017/10/30

『オール糖質オフ!やせぐせ作りおきBOOK123』(主婦の友社)

 数年前からブームになっている“糖質オフダイエット”。これも一過性のもので終わると思いきや、今や定番化しつつあるダイエット方法になっています。その理由はずばり、「確実に成果が表れる」から。ただ、許された食材の中で糖質オフダイエットを続けるのは、なかなか至難のわざ。そんな時には『オール糖質オフ!やせぐせ作りおきBOOK123』(主婦の友社)が役立ちます。

 本書では、そもそも糖質オフとはどんなものかといった解説から、オール糖質オフ&オール作りおきで、いつでもすぐに食べられるおかずが123レシピも紹介されており、これさえ冷蔵庫に常備しておけば“やせぐせ”がつきます。そこで主菜1品、副菜2品を実際に作ってみました。

■酸味とコクで箸が止まらない「鮭のバルサミコ南蛮」(P.56)


 オリーブ油、にんにくを熱したフライパンに一口大に切った鮭を入れて焼きます。これをいったん取り出し、同じフライパンに玉ねぎ、しめじの順に加えて炒めます。再び鮭を戻し入れ、最後にバルサミコ酢、しょうゆで調味すれば完成です。

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 1品目は、ガッツリ食べたい時に使えるメインレシピです。鮭は意外にもあさりより低糖質でボリュームもあるので、糖質オフダイエット中のメイン食材にもってこい。そんな鮭と野菜を焼いただけのシンプルな料理なのですが、ポイントは味付けで使うバルサミコ酢。普段あまり使わない調味料かもしれませんが、これを加えて炒めることで魚のくさみがなくなり、さらにはコクがアップして美味しくなる効果があるとか。見た目はこってりした色ですが、食べてみると酸味が効いていてさっぱり食べられ、箸が止まらなくなる一品です。こちらは、冷蔵で3日、冷凍で2週間保存が可能です。

■素材のうまみがしみしみ「小松菜と油揚げの煮びたしサラダ」(P.29)


 だしを煮立たせた鍋に小松菜、ねぎ、しめじ、油揚げを加えて煮ます。しんなりしたらしょうゆ、みりんを加えて完成です。

 2品目は、これから美味しくなってくる野菜を使った副菜レシピです。この中で、油揚げは糖質量0gと、糖質オフダイエットには有難い食材。そんな食材をシンプルな調味料で煮ただけのおかずですが、たっぷりの野菜が摂れると共に、時間が経つほど味がしみこんでさらに美味しくなるので作りおきにぴったり。特に忙しい人は冷蔵庫に常備しておきたいおかずです。こちらは冷蔵で3日間保存可能。

■しっかりした味付けでおつまみにも使える「揚げ煮卵」(P.63)


 油揚げにハムを入れ、ここに卵を割り入れたら爪楊枝で口を閉じます。これをだし、しょうゆ、みりん、塩を煮立てた鍋に入れ、5分ほど煮含めれば完成です。

 3品目も油揚げを使った低糖質おかずレシピです。ここでは糖質0gの油揚げに、これまた0.2gという低糖質な卵を合わせて作っているのですが、もう1つのポイントが「みりんの使い方」にあります。それは、そもそもみりんは調味料の中では糖質が高めなのですが、砂糖よりも低いので、少量だけ使いました。これにより、料理にテリとコクが出て、低糖質だけれどもなかなかしっかりした味付けで、お酒が進む一皿です。こちらは、冷蔵で3日間保存可能。

 今回ご紹介したレシピ以外にも、料理に添えたいたれ・ソースやおかずのもと、さらにはスイーツレシピまで網羅されていて、徹底した糖質オフダイエットの環境作りが可能です。ちなみに、ダイエットを成功させるための4つの秘密は、(1)最初の2週間はとにかくストイックに(2)高たんぱく質&高脂質の食事(3)確実にやせるための食べ方のコツを身につける(4)作りおき糖質オフで長続きさせることだそう。そのために食材ごとの糖質量をチェックできる早見リストもあるので、これを持ち歩いていればいつでも糖質オフダイエットができますよ。

★低糖質食材を把握して、作りおきおかずを作っておけば無理なくダイエットを続けられる!

 今までの「高カロリーなものを控える」というカロリー制限ダイエットの考え方をみごとに覆した「糖質オフダイエット」。とはいえ、最初のうちはなかなかどれが高糖質、低糖質なのかの判断が難しいところで、これはやっていくうちに自然と覚えるしか仕方ありません。ただ、これが分かればその食材を使ったおかずを作りおきしておくことで、一気にこのダイエットの継続性は高まります。皆さんも「作りおき糖質オフおかず」でやせぐせがついた体を作っていきませんか? 少しごはんを我慢してもその満足感にびっくりすること間違いなしですよ。

文=JUNKO