「書籍×ARアプリ」の次世代型教科書に! だそうですが…

デイビッド・セイン

2012/2/9

NEW HORIZON AR

ハード : iPhone/iPad 発売元 : NamcoBandai Games Inc.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:0円

※最新の価格はストアでご確認ください。

Hi Ken!
Hi Mike!
This is Lucy. She is my sister.
I like Sushi and Tenpura.

SushiとTenpuraは斜体で書かれてなんかしたりして。懐かしき中1英語。教科書は「NEW HORIZEN」でした。田舎で育った僕は、ここで「外国の人って、寿司と天ぷらが好き」という概念を植え付けられたわけですが、今なら「Shabushabu」あたりが定番なんですかね。それにしても、教科書がもっとおもしろかったら、もう少し英語ができたのかもなぁ、と自分の不勉強を棚上げしてしまいたい今日この頃。

さて、取り上げるのはその「NEW HORIZEN」の大人版「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」です。英語の難易度は中学校レベルに設定されており、当時中学校で勉強した感覚で英語を勉強できるという代物。基本は紙の本です。書籍(教科書)自体は書店等でお買い求めいただくとして(本体価格1470円也)。どうして、ここでご紹介するのかというと、この紙の書籍に対応した専用のARアプリがリリースされているから。

アプリを起動して教科書のマーカーにカメラをかざすと、キャラクターが飛び出して、そのページに書かれている会話を始めます。なるほど! 教科書を読みながら、カメラ越しに会話をしているキャラクターたちの音声を聴ける! ミライっぽいぞ! さすがHORIZON! と一瞬感動します。

だがしかし。この操作がかなり難しいんですよね…。当然ですが、教科書のマーカーからカメラがズレると音声が途切れてしまいます。だから、アプリで会話を再生させながらテキストを読むのは、かなり難しい。正直ストレス。加えて、アプリ上で再生される音声は1章分なのに、教科書の方の1章分の文章が、1つの見開きに収まってないんです。結局、英会話を読み進めるためにページをめくるとカメラが捉えていたマーカーが消えて、音声が途切れるという残念なことが起こる…。

アプリは無料でダウンロードできますし、音声ファイルも専用サイトからダウンロードできるようですから、英語教材としてはちゃんと使えるようにはなっています。でもね、どうせ出すんだったら、もう少し、精度を上げてほしいなぁ。事前のチェックをちゃんとやってほしかったなぁ、というのが本音です。ARと教科書をつなぐという挑戦は評価はしますけど、このままじゃ次世代型教科書の名が廃りますぜ。

イラストはコミックっぽい仕上がり

アプリを使っている様子です。手前右側にテキストに印刷されたマーカーが見えますが、こちらにカメラを合わせるとキャラクターが飛び出してきて、英会話が始まる仕組み