時間の使い方こそ勝負の分かれ目 成功の最強ツール「時間割」の作り方

ビジネス

2017/11/20

『仕事を高速化する「時間割」の作り方』(平野友朗/プレジデント社)

 「時間がない」、それが大人の合言葉である。子ども時代は持てあますほどあったはずなのに、学校をでて仕事を始めたらあら不思議、同じ24時間とは思えないほど1日が慌ただしく落ち着かなくなっていく。仕事を前向きに頑張ろうと思えば思うほど、プライベートはどんどん削られる…。

 こればかりは社会人の宿命、と諦めている人も多いだろう。しかし「ならば子ども時代に、まるで学校にいるかのように時間割を作れば自由時間ができるのではないか! ?」と考えて自ら実践している人がいる。この方法なら年間120回を超えるコンサルティングや講演をこなした上に法人の代表理事としての責務を果たし、併行してビジネス実践塾も主宰するという超多忙な日常を余裕をもって行えるというのだからまさに驚異的。効率化を考え抜いた末に辿り着いた『仕事を高速化する「時間割」の作り方』(平野友朗/プレジデント社)とはどんなものだろう。

■自分を最高に鍛え、輝かせるプログラム=時間割

 著者によれば、そもそも仕事をスピードアップさせるには4つのポイントがあるという。
「1つのことに集中する」「情報を一元管理する」「繰り返しの業務の効率を突き詰める」「1つ1つの作業スピードを上げる」だ。

 物事が速やかに運ばないのはこれらが阻害されているからで、スケジューリングの要はこれらすべてが上手く機能するようマネージメントすることだ。
おすすめはGoogleカレンダーなどのクラウドツール「のみ」でスケジュール管理すること。そしてそこに時間割を組んでいくわけだが、この時に大事なのは、

・繰り返しのタスク→大きなタスク→小さなタスクの順で記入する(同時に隙間時間でできることをリストにしておくと、予想外の空き時間を有効に使える)。

・移動や撤収も含めて、手順を想定して投下時間を正確に見積もる(会社にいる場合は他者からの依頼を見越し1.4倍。1人で集中できる環境なら1倍、など適宜調整する。自分の調子がよい時間帯、それほどでもない時間帯を見極めておくことも必要)。

・人との約束だけでなく、自分との約束(勉強のための本を読む、経営について考えるなど)も書き込む。

・割り込みの仕事が多い人は、1日30%(2時間ほど)を空けておく。

・大変なタスクの後はご褒美のような楽しいタスクを組み込み、モチベーションを上げる。

・他人が関わるものは先に着手し、金曜日に動き出さない。

ということ。そして最も大事なのが、

・毎朝5分、時間割をチェック、修正。有意義な1日をイメージできたら、粛々と実行。

ということだ。

 時間割さえできていれば、あとはそのレールに乗ればいいので目の前のタスクに集中でき、仕事量は格段に増える。結果的に業績が上がり、自由時間が持てる。大人にも楽しい放課後が訪れるのだ。仕事で成功し、余暇も楽しみたい、そんな方は今すぐ試してみては! ?

文=青柳寧子