TED再生回数1600万回突破!世界的ベストセラー作家の、充実して生きる秘訣とは?

生活

2017/11/27

BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。

著:
翻訳:
出版社:
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:

 『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』(エリザベス・ギルバート:著、神奈川夏子:訳/ディスカバー・トゥエンティワン)の著者は、累計1200万部の世界的ベストセラー、ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされた『食べて、祈って、恋をして』の著者、エリザベス・ギルバート。

 2009年、世界中の様々な分野の著名人が登壇する講演会TED(テド)で彼女が披露したプレゼンテーションは、多くの人が共感し人気を呼んだ。講演の動画再生回数は、2017年までに1600万回を突破。“伝説のプレゼン”となった。本書は、その魅力的な内容をベースに大幅加筆、書籍化されたものだ。

 彼女が伝えるのは、「創造的な生き方」。スケールが大きすぎて、自分とは程遠い人生と感じるかもしれない。けれど、彼女の言葉を借りればこうだ。

あなたはすでに「創造的な人間」です。(中略)なぜなら、創造性とはあらゆる人間の特質であるからです。(本書より引用)

 誰もが、好奇心の赴くまま、やりたいことをやり、作りたいものを作る生き方ができるし、する権利がある。本書には、そのために必要で、的確かつユーモラスなアドバイスが、著者自らの体験や友人たちのエピソードを交えながら掲載されている。例えば、「恐れ」との付き合い方。

「本当はやってみたい(みたかった)けど…」なんてことは、誰にでもあるはず。ではそれに手をつけなかったのは何故か? 才能がない、お金や時間がない、周りの反応が怖い、今から始める年齢ではない…など、創造性を阻む個々の「恐れ」は、挙げればキリがない。

 しかし「恐れ」は、生命維持のための防御本能でもある。完全に消し去ることはできないし、消し去るべきでもない。そこで、彼女自らが体得した対策とは、

「恐れ」に居場所を作ってあげよう(本書より引用)

「恐れ」をやっつけるのではなく、むしろゆったりと受け入れる。創造性を育むには、「恐れ」とうまく付き合うこと。この話がとても斬新で明確、さらに面白いので、詳しくは本書をぜひご覧いただきたい。

 本書は、ただの自己啓発本ではない。誰にでも創造的な人生を送れる“仕組み”が、非常によく理解できる“手引書”と言ってもいいかもしれない。それほど、内容が分かりやすく、ストンと腑に落ちる。その上、まるで短編小説のように、ワクワクしながら読み進められるのだ。

 他にも、「アイデアの育て方」や「インスピレーションと協力する方法」など、創造的に生きるための興味深いヒントが、本書にはちりばめられている。

創造的人生とはつまり充実した人生である(本書より引用)

 単調でつまらない日々から抜け出して、本当はもっとクリエイティブで、面白い人生を送りたい! 少しでもそんな野望があるなら、どんな職業の人でも、ぜひ本書を開いてみてほしい。胸に秘めていた小さな種火が、音を立てて燃え始めるはずだ。そしてそれは、本書タイトルの「ビッグマジック」に出会う旅が、始まった合図でもある。

文=吉田裕美

この記事で紹介した書籍ほか

BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。

著:
翻訳:
出版社:
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:
ISBN:
9784799321782