みんなに愛される浅田真央のフィギュア人生が凝縮された1冊

小説・エッセイ

公開日:2012/2/19

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浅田真央さらなる高みへ/吉田順/学研教育出版

フィギュアスケートの浅田真央さんを見ていると、女子柔道の谷亮子(旧姓・田村亮子)さんを思い出します。二人とも兄、姉を見て、柔道やフィギュアに興味を持ち、その道で小さい頃から活躍し、テレビなどで注目され、みんなが彼女たちの成長を見守っている。なんだか自分の身内のように。そして、二人ともオリンピックで金メダルを目指し、国際試合では彼女の応援をせずにいられない。

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本書は真央さんが生まれてから20歳(現在21歳)まのでフィギュアスケート人生を綴ったノンフィクションです。
クラシックバレエや体操クラブなど身体を動かすことが大好きで、好奇心あふれる幼少期のこと。姉の影響でフィギュアスケートを始めてみると、コーチから「飲み込みが早く、なんでもできる」と、今までの習い事では見られなかった才能を発揮し、フィギュアに夢中になっていったこと。ジュニア選手権でのワクワクとドキドキの感情のこと。コーチたちのエピソードなど。

小学校の頃から指導を受けていた山田コーチと断腸の思いで別れ、渡米したエピソードでは山田コーチの決意までも書かれていて、テレビなどのメディアだけでは分からなかった2人のオリンピックへの強い気持ちが伝わります。アメリカ人新コーチの「真央の意見に従う」というコーチと選手の関係も最初は戸惑い、怒られたこともあったとか。

何よりも、昨年若くして亡くなられたお母様とのエピソードは涙を誘います。真央さんが大会で着ている衣装はすべてお母様のデザインだったそう。曲が決まって、振り付けが決まるとそのイメージでデザインを起こしたというのです。全くの素人だからこそ、先入観なく真央さんを最大限きれいに見せるデザインを考えられる。衣装にスパンコールをつけるというのも最初にデザインしたのは真央さんのお母様だったそうです。

ますます、フィギュアスケートには目が離せません!
生まれた、クラシックバレエ、フィギュアスケート、プライベートの真央さんの写真もあります! ファンはもちろん、真央さんファンならずとも彼女が注目され、愛される理由が分かる1冊です。


オリンピックで女王となる日も近い! フィギュアを知らなくても読みたくなるような表紙

生まれた時のかわいい写真。ほかにもプラべート写真があります

しおりではタイトルを付けて感動した部分をチェック!