「ヒューヒューしない」「夜はグッスリ」…ぜんそくやセキを止める簡単エクササイズ

健康・美容

2018/3/22

『薬に頼らずぜんそく・セキが止まるすごい方法(わかさカラダネBooks)』(川井太郎/わかさ出版)

 今年は花粉の飛散量が多め。毎日の飛散情報を憂鬱な思いでチェックしている人は少なくないだろう。

 花粉症はツライ。目のかゆみ、鼻水、くしゃみ。これに加えて、ぜんそく気味になったり、セキが止まらなくなったりするからイヤだ、という人がいる。花粉とぜんそく・セキは、実は密接な関係がある。

 ぜんそくの患者は増えている。『薬に頼らずぜんそく・セキが止まるすごい方法(わかさカラダネBooks)』(川井太郎/わかさ出版)によると、成人になってからぜんそくを発症する人は、過去30年間で3倍に増え、今では成人の20~30人に1人はぜんそくで悩んでいる、というデータがある。

 ぜんそくは「慢性的な炎症によって生じた気道の過敏症」ともいえるという。ぜんそくの人の気道は、健康な人の100倍も過敏になっているため、日常のささいな刺激にも敏感に反応してセキなどを引き起こす。これからの時期は季節の変わり目で1日の寒暖差が大きくなることと、花粉の飛散により、気道が刺激にさらされ続ける。

 ところで、よくぜんそくで苦しむ人には、体のゆがみが見受けられることが多いという。特に気道の通る首から胸にかけて傾斜やねじれが目立つようだ。そして、これが気道の過敏症につながっていると述べる。

ゆがみの生じた気道は、斜めになったり外側から圧迫されているため、呼吸で空気が出入りするときに内部粘膜と強く摩擦して炎症が起こりやすくなります。

 炎症が悪化すると気道はより過敏になり、前述の寒暖差や花粉、さらにはストレスといったささいな刺激でも、ぜんそくの発作につながってしまうという。

 そこで提案しているのは、「呼吸」と「姿勢」を改善する4種の体操。服薬であれば症状を抑えるために飲み続けなければならないし、副作用が心配だ。しかし、体操を繰り返すだけであれば、その心配は要らない。

 本書には4種の体操のやり方とポイントの解説に紙幅の多くが割かれているが、この記事ではそのうちのひとつ「横隔膜呼吸エクサ」のやり方を、ごく簡単に紹介したい。

 ぜんそくになりやすい人は、胸式呼吸をしているケースが多い。肋骨の下にある横隔膜を動かしながら行う腹式呼吸なら、自然と新鮮な空気を十分に取り込め、気道への刺激が少なくなるという。

横隔膜呼吸エクサのやり方
(1)両足を肩幅くらいに広げて立つ
(2)肋骨の下の位置に両手を置く
(3)最初に息を吐く
(4)両手を後ろに引きながら息を吸う
(5)再び(3)のように息を吐く

 本書は、イラスト付きで4種の体操のやり方をわかりやすく説明している。春前はいつも憂鬱な人は、実際に体操を体験した90%以上の人が「呼吸がらくになった」と実感したぜんそく改善エクササイズを試してみてはいかがだろう。

文=ルートつつみ