やせない、疲れやすい、老けてきた…そんな大人女子のカラダに効く食事のコツ

健康・美容

2018/6/28

『太らない疲れない老けない 大人女子の食事術』(松村和夏/主婦の友社)

「若い頃は週末にしっかりと休息すれば体力が回復したのに、最近は疲れがなかなか取れない…」現代社会で日々、忙しさと戦っている大人女子は、こんな思いを抱えていることも多いはずだ。しかし、そんな大人女子の体は、毎日の食事を意識するだけで変えることができる。『太らない疲れない老けない 大人女子の食事術』(松村和夏/主婦の友社)は、大人女子が意識すべき食材の選び方や必要な栄養素を最大限に活用させられる調理法、体にいい食材の組み合わせなどを教えてくれる。

 私たちの体は、毎日の事によって作られている。だからこそ、3年後、5年後、10年後もキラキラとした女性でいるには、食事で明日の体を丁寧に作っていくことが大切なのだ。では、具体的にどんなものを摂取していけばいいのかを見ていこう。

■太らず、疲れない体になるには?

 いつまでも若々しい大人女子でいるには「太らない、疲れない、老けない」食材を積極的に食べることがポイントになる。例えば、太らない食材としておすすめなのが、低カロリーで食物繊維が豊富な海藻やきのこ類だ。

 しめじ、しいたけ、えのきだけ、まいたけ、エリンギ、マッシュルームといったきのこ類は冷凍保存もでき、汁物や炒め物としても使いやすいため、重宝してくれる。食物繊維は腸内で油の吸収を抑えてくれるため、一石二鳥な効果も期待できるのだ。

 そして、疲れない体を作るにはビタミンが不足しないように意識しながら、たんぱく質を摂取してほしいと松村氏は語る。なぜなら、ビタミンが不足するとストレスに対抗する副腎ホルモンが十分に作られなくなり、疲労を感じやすくなってしまうからだ。

 そのため、豆腐や大豆製品、鶏むね肉といったタンパク質が豊富な食材とビタミンが豊富に含まれている食材を併せて摂ることが重要になる。例えば、いちごやかんきつ類、梅干し、酢などでビタミンCを摂取するのもよい。かんきつ類や梅干し、酢にはクエン酸が含まれているため、疲労回復だけでなく、夏バテも解消してくれる。ただし、梅干しは塩分が多いので、和え物などで調味料として使うとよいのだそう。

 また、疲れにくい体を作るためには、エネルギーを作る手助けをし、糖質の代謝を促してくれるビタミンB1も欠かせない。ビタミンB1は豚肉や胚芽米などに含まれており、にんにくやねぎに含まれているアリシンと併せて摂ると、体内での働きが持続するのだそう。

 なお、たこやいか、貝類に含まれているタウリンにも疲労を回復する効果が期待できるとのことなので、ぜひ意識的に普段の料理に活用してみよう。

■肌が老けない食材とは?

 肌をいつまでもみずみずしく保ちたくても、化粧品によるスキンケアでは限界がある。肌も体と同じで内側から労わってあげる必要があるのだ。そこで摂取したいのが、肉や魚、卵、乳製品のようにたんぱく質が豊富に含まれている食材である。松村氏いわく、コラーゲンの生成をスムーズに行うには、良質なたんぱく質を摂ることがカギとなるそう。

 美意識が高い方は美肌のためにビタミンを意識的に摂っているかもしれないが、たんぱく質が不足すると肌荒れや肌の老化が現れやすくなるため、ふたつの栄養素はどちらも欠けてしまわないように気を付けなければならない。そこでチャレンジしてほしいのが、ビタミンとたんぱく質を同時に摂取できる料理を作ることだ。

 例えば、低カロリーでたんぱく質が豊富な鶏ささみとビタミンC、Eが豊富なアボカドを組み合わせた「ささみとトマト、アボカドの冷製パスタ」なら、一皿で効率よく必要な栄養素が摂取できる。


 本書にはこのように大人女子の体に効く食材を活かしたレシピが他にも多数収録されているので、ぜひチェックしてほしい。




 自分の悩みに合わせて選べる万能レシピは、大人女子の強い味方となってくれるだろう。

 年齢を重ねていくと、体が悲鳴をあげる機会も多くなってくる。しかし、日頃から体を労わった食材を選び、必要な栄養素を吸収していけば、年齢を感じさせない体を作っていける。栄養の知識がぎっしりと詰め込まれた本書は、自分の体にムチを打ち続けている大人女子にこそ読んで欲しい一冊だ。

文=古川諭香