夏休みの自由研究に新ブーム!「骨」の不思議にふれてみる?

出産・子育て

公開日:2018/7/26

 子どもにとっては待ちに待った夏休み。しかし小学生の親にとっては、どこ行こう? なにしよう? と悩ましい時期ともいえます。そして、最大の難問は「自由研究」。自由すぎて子どもがテーマを決められなかったり、なかなかやり始めないなど、イライラ要素がいっぱい!

博物館は想像力を刺激する「骨」ワンダーランド!

 そんな自由研究のとっかかりになることを期待して、夏休みのお出かけ先に、みんなが訪問するのが博物館。数ある展示物の中でも子どもたちに人気なのは「恐竜」などの大きな骨格標本。長い年月をかけて化石となって、現代に姿を現すわけですが本当の姿はだれも見たことがありません。だからこそ、復元された標本や、肉付けされた想像した姿が展示されていることにワクワク……。

 そもそも絶滅した大昔の生き物を復元することができるのは、発掘された「骨」があるから。この「骨」を見て、研究者たちがあーでもない、こーでもないと生きていたころの姿を想像して描かれた絵や、実物大の模型などを見ると、好奇心が刺激されますね。

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知っている生き物の「骨」は見た目と大違い!?

 古代の見たことのない生き物は、骨から外見を想像することにワクワクします。逆に現存している見たことある生き物の「骨」も博物館では見ることができます。特に体の大きな象や、クジラなどは迫力ある展示なので、見るだけでも大興奮。恐竜とは反対に、骨だけ見たら思っていたのと違う!という発見が、実はたくさんあるのです。例えば、骨だけになったゾウには、鼻が見当たらなかったり、サメは骨だけになると口と歯だけになってしまったり。知っている生き物が骨になったときのイメージのギャップ、さらにそれがどうしてか、を考えるだけでもかなり楽しめますね。

大きい!珍しい!心躍る骨格標本がある博物館

 日本各地で恐竜の化石は発掘されており、新種の化石には日本の地名がついたものも多数あります。恐竜化石の一大産地、福井県の博物館は世界三大恐竜博物館といわれており、国内最大級! 広い展示室に44体もの恐竜骨格が。恐竜だけでなく、現存する生き物の骨を数多く展示している博物館も人気なので、夏休みのお出かけリストにぜひ加えてみては。

●国立科学博物館(東京・上野) フタバスズキリュウ 全身骨格 しゃがんだ姿勢のティラノサウルス
●福井県立恐竜博物館 フクイラプトル・キタダニエンシス ブラキオサウルス 今夏の特別展示は「獣脚類~鳥に進化した肉食恐竜たち」
●大阪市立自然史博物館 ナウマン象や、博物館入口前のシロナガスクジラも必見

「骨」観察のお出かけ前に
「ホネホネめいろ」で子どもも大人もウォーミングアップ

 新刊絵本『ホネホネぼんぼんめいろであそぼ』(主婦の友社)では、そんな「骨」ワールドのとりこになったクリエーター・ミヤサカカズヒデさんが、子どもといっしょに楽しめる「ホネホネ迷路」を制作。絵本でウォーミングアップして、骨の魅力を感じながら博物館に行くと、より深く興味を持って楽しめます。最後にホネホネめいろにハマっている子どもたちの様子を紹介しましょう。

りっぱなきばを発見! ぐるぐる踊りながら、めいろをたどります。

骨が集められたナイトミュージアムを冒険!

調査団として参加できるワークのページも。博物館や図鑑で見た骨をスケッチしたり、動物の絵を想像して描いてみれば、自分だけのオリジナルのホネホネ絵本が完成!

表紙にも骨がいっぱい。