「えっ!? うちの子が進んで勉強する子に?」我が子を勉強好きにさせるマル秘テクニックとは?

出産・子育て

2018/8/23

『1日10分で大丈夫! 「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣』(村上綾一/ダイヤモンド社)

「ある日突然、我が子が自分から勉強するようになるといいな」と考えている親御さんは多いだろう。しかし、かつての自分もそうであったように、勉強を苦痛に思っている子どもは非常に多く、自ら率先して机に向かう子はほとんどいない。しかし『1日10分で大丈夫! 「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣』(村上綾一/ダイヤモンド社)を参考にし、親側が普段口にしている言葉などを見つめ直し、子どもの勉強に対する意識を変えれば、自ら勉強をするようになるかもしれない。

 著者である村上氏は学生時代から大手学習塾で関成や麻布、武蔵といった御三家中学コースを担当し、その後フリー講師に転身。現在は「理数系専門塾エルカミノ」という少人数制学習塾の代表を務めながら、教材制作も行っている。そんな教育のプロである村上氏は本書の中で、“成績をアップさせるために親が子どもにしてあげられることはなにか”を教えてくれる。

■親の言動で子どものやる気を伸ばそう

「全然、我が子が勉強をしてくれなくて困っているんです」という言葉が口癖になっている親御さんは多いはずだ。しかし、親のちょっとしたサポートで子どものやる気には火をつけることができる。

 我が子の勉強を見るときはつい、できていることよりもできていないことのほうに目が向きやすくなる。しかし、実は得意なものにこそ目を向け、伸ばしてあげることが大切なのだ。そのために、親側は声かけなどをし「周りよりも少しうまくできる」という状況を作り、子どもに「自分は○○が得意なんだ」という感情を芽生えさせていこう。

 こうすれば、子どもは得意なことをどんどん行っていきたくなり、才能が伸びていく。「計算が速くできる」「難しい漢字が読める」といった小さな得意感情を育ててあげることが、我が子を勉強好きにする第一歩になるのだ。

 また、国語のように正解が一通りではない科目を得意にするには、普段から親が子どもに正しい感情表現を教えていく必要もある。村上氏いわく、あまり知られてはいないが、感情表現はある程度、親が教えてあげないと子どもは分からないものなのだそう。近年の日本は多様性を大切にするべきだという風潮が強くなってきているが、国語の問題は「ごく普通の正しい感じ方」を理解していなければ解けないため、普段から子どもと感情を共有し合っていくことが大切になる。

 感情を分かち合うには、子どもの好きなアニメを一緒に見て、感想を語るのもよい。その際は子どもに感想を言わせようと強要せず、「お母さんはあの場面、すごく感動した」などと話し、感情の動きや表現の仕方を教えていこう。

 勉強は机に向かわせるだけで得意になれるものではない。我が子の成績を伸ばせるかどうかは、日常の中で親がどんな言葉を子どもに投げかけるのかもポイントになっていくのだ。

■必ず成績がアップする魔法の勉強法とは?

 本書の中で村上氏は、必ず成績がアップする魔法の勉強法として11のルールを伝授してくれている。今回はその中から、いくつかのルールを紹介していくので、ぜひ意識してみてほしい。

「子どもにどんな勉強をさせればいいのか分からない…」そんな想いを抱いている親御さんは、まず「読み・書き・そろばん」をしっかりと学ばせよう。親御さんの中には、小学校低学年の内から我が子に先取り学習をさせたいと考えている方もいるかもしれないが、小学校3~4年生までは「読み・書き・そろばん」という基礎を正しく、しっかりと行っていくことが大切なのだそう。読みでは話を読みこむ力、書きでは言葉や漢字を覚えて書く力、そろばんでは計算を正しく速くできる力が鍛えられるため、その後の成績アップに繋がっていく。

 そして、小学校3~4年生くらいの子どもであれば、1日の勉強時間は宿題以外に「読み・書き・そろばん」をそれぞれ10分ずつ、計30分行うだけで十分なのだそう。勉強ができる子にしたいと考えていると、長時間、机に向かうことを強要したくなるかもしれないが、毎日勉強に取り組んでもらうためにも、学習時間は短時間にしよう。

 なぜなら、子どもの集中力は低学年なら30~40分、高学年でも50分程度が限界だとされているからだ。子どもは適応能力が高いため、長時間、勉強が続くと本能的に集中力を落とし、だらだらと勉強を始めてしまうので、休憩を設け、頭と体を休ませてあげよう。

 このように本書には、子ども目線にも寄り添ったマル秘成績アップ術がつまっている。各教科別の詳しい対策も収録されているので、我が子のやる気に火をつけたい親御さんは、ぜひ手に取ってみよう。

文=古川諭香