寒くなるこれからの季節は、豚肉でのりきる! 夏の疲れが残っている人は豚肉のビタミンB1で元気に

食・料理

公開日:2018/11/6

『安うま食材使いきり! Vol.24 豚薄切り肉使いきり!』(KADOKAWA)

 少し前まで気温が30度を超える日もあったのに、急に涼しくなって急激な気温の変化に体がついていけない…。こんなときにおすすめの食材といえば「豚肉」。豚肉には、良質なたんぱく質や脂質のほかビタミンB1がとても豊富で、ビタミンB1は別名 “疲労回復ビタミン”と呼ばれている。そこで、『安うま食材使いきり! Vol.24 豚薄切り肉使いきり!』 (KADOKAWA)で紹介しているレシピを活用してみては?

 B1が疲労回復ビタミンと呼ばれるのは、体内に入った糖質をエネルギーに変える働きがあるから。B1が不足すると、たくさん食べているつもりでもエネルギーが足りなくなる恐れがあるというわけ。季節の変わり目の今こそ豚肉を食べて、元気を回復したいもの。

 疲労回復効果を強めるには、豚肉と組み合わせる食材も大事。においの強いにんにく、玉ねぎなどにはB1の働きをサポートする「アリシン」という物質が含まれているから、にんにくたっぷりでつけ合わせに玉ねぎソテーという「ポークソテー ぺペロンチーノソース」は特におすすめ。

advertisement

 また、冷え症で寒さに弱い人は、体を温めて代謝を促すことでおなじみのしょうがを豚肉にプラス。定番のしょうが焼きもおいしいけれど、例えば、味つけに中濃ソースを使ったこってり感がたまらない「豚のソースしょうが焼き」は、新米と一緒に楽しむにもぴったり。冷え対策を心がければ、真冬も元気にのりきれるはず。

 本書で紹介しているレシピは、すべて使いやすい豚薄切り肉と豚こま肉を使ったもの。350円(税抜)という価格ながら、野菜たっぷりの豚肉おかずや、豚肉の作りおきなど盛りだくさん。ちなみに、豚こま肉はお手ごろで切る手間ナシ、という優秀食材。手早く作れる炒めものも、豚こまを使えばさらにスピードアップ。例えば「豚肉のささっとごま炒め」は、調理時間10分!しかも、アリシンを含むにらも使用。 

 いつも使っているおなじみ食材だけど、豚肉にあらためて注目してほしい。おいしくて、使いやすくて、体にいい! レパートリーを広げて、豚肉パワーをもっと取り込みたいものだ。