英語が通じないのは、発音よりも◯◯が原因! 通じない理由がわかれば、英会話は怖くない

暮らし

2018/12/7

 海外からの観光客や日本で働く外国人が増えて、日常的に外国人と接することは珍しくなくなっています。勇気を出して英語を話してみたのに伝わらず、「何度も聞き返された」「困った顔をされた」経験がある人も少なくないことでしょう。

■気にするべきは「発音」よりも「アクセント」!

 このような話をすると、「やっぱりLとRの使い分けとか、発音が重要なんですよね?」と、通じない理由を発音に求める方が少なくないのですが、実はそうでもない、と話すのは『マンガでおさらい中学英語』シリーズの著者で、東洋英和女学院大学教授の高橋基治先生。

 今は元来の英語圏だけでなく、世界のあちこちで英語が話されるようになっていますから、発音も地域によってさまざま。たとえばインドならnumber oneを「ナルバルワン」と発音するなど、rを強く言う傾向があります。シンガポールはthの音が変化し、thinkが「ティンク」に。それでも通じるのです。
 ですから、日本人がLとRを使い分けられない程度のことで通じないケースはほとんどありません。

 ただし、注意したいのがアクセント。アクセントの間違いで通じないケースは意外と多いのです。例えばcalendarの発音をカタカナにすると「〈キャ〉レンダー(※山カッコ内がアクセント)」ですが、これを日本語のアクセントで「キャ〈レ〉ンダー」と言ってしまうと通じないのです。
 日本語では同じ単語でアクセントが変わることがしばしば起こるので、日本人にはなじみのない感覚かもしれません。

英語はアクセントの位置で単語を認識する

■通じるかどうかは、「強い音」の位置が大事

 なお、日本語のアクセントは音の高低で表しますが、英語のアクセントは音の強弱で表されます。つまり、何が強い音かで単語を認識するということです。「〈カー〉フィー」と聞けばcoffeeだとわかりますが、「カー〈フィー〉」ではcoffeeと認識することができないのです。英語は強弱のリズムが命であると言えます。

 しかし先ほども説明したように、日本語はアクセントの位置の違いを大した問題にしない言語。そういう言語を話している日本人が陥りがちなのが、アクセントの間違いによって通じないというワナなのです。特に、カタカナになっている英単語は要注意。日本語の感覚で発音して、まったく通じないといったトラブルが起こりやすいのです。

 以下に、カタカナになっている英単語の代表的な例を挙げてみましょう。

hotel(ホテル)は「ホ〈テ〉ゥ」
elevator(エレベーター)は「〈エ〉レヴェイター」
allergy(アレルギー)は「〈ア〉ラジー」
olive(オリーブ)は「〈オ〉リッヴ」
volunteer(ボランティア)は「ヴォラン〈ティ〉ア」

■意外と見落としがちな「声の大きさ」

 ちなみに、日本人の英語が伝わらない理由としてもうひとつありがちなのは、「声の大きさ」。「声が小さい」ことで通じないというケースが、意外と多いのです。

 英語はもともと、腹式呼吸を使い、日本語よりも息を強く吐く言語。日本語と発声の仕方が違うのです。洋画や海外ドラマに出ている俳優や、外国人観光客の話す英語は、日本語よりも大きくよく響く感じがしませんか? ですから、日本人が緊張して小さな声になると、余計に聞き取りづらくなり、伝わらなくなってしまうのです。

 英語が通じない原因には、語順のミスや主語・動詞の抜けといった要因もあり、こちらももちろん押さえておく必要がありますが、「アクセント」「声の大きさ」だけでもだいぶ変わってくることもぜひ知っておいてください。

『マンガでおさらい中学英語 英会話スタート編』では、英語が通じない理由だけでなく、英会話がニガテな人が「最初のひと言」を発するためのポイントを、勉強法とマインドの両面から解説しています。