戸田恵梨香さんも絶賛!渋谷区富ケ谷で週1回しか開かないレストランの噂の「麻婆豆腐」とは?

食・料理

2019/3/30

 戸田恵梨香さんをはじめ、女優、ミュージシャン、アーティストなど著名人がこぞって常連になる。東京・渋谷にある完全予約制のレストラン『HITOTEMA(ヒトテマ)』。お店が開くのは週に一度だけ、お客さん12人で満席になるカウンターだけの小さな空間。主宰は料理家の谷尻直子さん。ファッションの世界から料理家に転身した変わり種の彼女が生み出す料理の世界に、みな虜になる。初の著書となる料理書『HITOTEMAのひとてま』(谷尻直子/主婦の友社)から、その秘密を紐解きます。

『HITOTEMAのひとてま』(谷尻直子/主婦の友社)

重くない「麻婆豆腐」

 最も人気のメニューは、“一度食べたら虜になる”と大評判の「麻婆豆腐」。一口食べてみると――風味の良さ、おいしさにまず舌鼓を打つ。その後徐々に油っこさしつこさ、重さがまったくないことに誰もが驚く! その秘密のひとつを明かすと、材料の肉に「鶏肉」を使っているということ。合いびき肉や豚肉より、かなり軽く、胃にもたれる感じがまったくない。かといって、味が浅いわけではない。意外なほどしっかりした味わいがある。そのワケは、酒、しょうゆ、オイスターソース、豆板醤、味噌を合わせるたれの配合と、ごろごろ感のある鶏肉がうまみを十分に出しているからだ。

隠し味の五香粉の香りもクセになる

 看板メニューが「麻婆豆腐」とはいえ、もちろん中華料理専門店ではない。店のコンセプトは「現代版のおふくろ料理」。家庭で日常的に供する料理を、ひと手間かけて、体に負担がかからないやさしいものにしている。主宰の谷尻直子さんのご主人で今、日本の建築・デザインの世界で大変な注目を受けている建築家の谷尻誠さんも、大切な人をお店に招待する機会が多いそう。その時はこの麻婆豆腐を必ずリクエストするのだそうだ。日々様々なシーンで活動的に動いている人にとって「お酒に合いつつも体が重くならない」HITOTEMA料理はとても喜ばれるそうだ。

豚肉のえごまこんにゃくロール

 噂の「麻婆豆腐」をはじめ、谷尻直子さん流の新しい家庭料理のレシピを初めて公開した本が刊行された。家庭でも作れるレシピになっていることが嬉しい。戸田恵梨香さんも『「こんなに簡単に作れるの!?」と、驚かされるのと同時に「自分でもこんな凄い料理を作れるようになるんだ」っていう大きな喜びを感じます』とコメントを寄せている。さらにこの本は、世界中の人に日本の新しい家庭料理の素晴らしさを知って欲しいという思いから、レシピを含むすべてのコンテンツがバイリンガル(和文と英文の併記)になっている。また、本のビジュアルは、レストラン「HITOTEMA」の内装設計を手がけた谷尻誠氏にもアドバイスを受け、同じ世界感にこだわったもの。インテリアとして飾ってもサマになる、ゆったりと眺めてもいい、“食のアートブック”としても楽しめる1冊になっている。

柚子ホタテ

さんまのなめろう

主宰の谷尻直子さん