たったコレだけで「プラス1品」「冷蔵庫整理」を実現! 今日すぐ役立つ漬け物レシピを紹介

食・料理

2019/4/19

『漬け物がまるごとわかる本』(晋遊舎)

 野菜が中途半端に余ってしまった時や安くなっていて大量に買った時、「じゃああれ作ろう!」と思える料理のレパートリーが多いに越したことはない。中でも、「漬け物」は保存もきいて、ささっと手軽に作れるので知っておくととても重宝する。

 そこで本稿では『漬け物がまるごとわかる本』(晋遊舎)から、余りがちな食材や日持ちしないものを使って作れる漬け物を中心に紹介しようと思う。本書は、さまざまなジャンルの漬け物を種類別に分かりやすく紹介した本。初心者向けのレシピから本格派まで、また美味しく漬けるコツ、市販の漬け物用アイテムについても、漬け物作りにおいて欲しい情報がぎゅっと厳選されて掲載されている。それでは早速見ていこう。

■「きのこの塩漬け」(本書16~17ページ)

 1つめは、塩と酒、きのこのみで作る「きのこの塩漬け」。しめじ、えのき、まいたけを、石づきを除いて食べやすく割いて耐熱皿に入れ、酒をふりかけてラップをし、レンジで3分ほど加熱する。温かいうちに塩をまぶしてよく混ぜたら、保存袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫で30分ほど寝かせれば完成。

 シンプルな味付けだが、塩がきのこのうまみを引き出し、全体の味をまろやかに、かつ濃厚にしている。卵と混ぜてスクランブルエッグにしたり、パスタの具や炊き込みご飯に使用したりしても相性抜群。きのこは傷みやすくかさばるため、こうやって塩漬けにすることで保存面でも非常に助かる。

■「お刺身のごまみそ漬け」(本書34ページ)

 続いて、お刺身やごまが余った時に作りたい「お刺身のごまみそ漬け」。味噌、みりん、すりごま、マヨネーズを保存容器に入れてしっかりと混ぜ、まぐろや鯛など刺身用の魚を漬け込む。あとは冷蔵庫で3時間以上置けば完成。食べる時にねぎ、シソを添える。

 味噌やマヨネーズに漬け込むことで魚から余分な水分が抜け、ねっとりトロッとした、まるで中トロのような舌触りに。ごまの風味もしっかりと感じるので、お茶漬けにもぴったり。アレンジレシピとしては、トーストに乗せて焼くのもオススメとのこと。

■「洋食屋さんのピクルス」(本書46~47ページ)

 3つめは、いろいろな野菜を同時に漬け込める「洋食屋さんのピクルス」。まず、使用する野菜はすべて食べやすい大きさに切っておく。鍋に酢、水、白ワイン、砂糖、塩、ローリエ、にんにく、粒こしょう、赤唐辛子を入れて沸騰させ、弱火にしてから、にんじん、大根を加える。その後、カリフラワー、れんこん、しめじを加え、2~3分煮たら火を止め、すぐにきゅうりを加える。あとは煮沸したビンに詰め込み、冷蔵庫に半日以上置けば完成。

 時間差をつけて野菜を入れることで、それぞれの野菜の食感を損なうことなく一度に作ることができ、シャキシャキ、ポリポリとした歯ざわりを味わえる。また、1日以上漬け込むと味がなじんでまろやかになり、酸味が苦手な人でもより食べやすくなる。たくさん作って、毎日変わっていく味わいを楽しむのもオススメ。刻んでマヨネーズや茹で卵と和えれば、タルタルソース作りもあっという間!

■「オレンジのピクルス」(本書50ページ)

 また、野菜や肉、魚だけでなく、この「オレンジのピクルス」のように果物も漬け物としてオススメ。よく洗ったオレンジを瓶に詰めやすいように切り、ワインビネガー、砂糖とともに漬け込めば完成。甘味、酸味、苦みのバランスが取れたちょっと大人な味わいで、炭酸水で割ったり、パンケーキなどケーキ類を焼いたりする時にも大活躍する。皮やワタの部分がやわらかくなって身が簡単に外れるので、食べやすさの面でも格段にアップしていた。

 ここで紹介したほかにも、キムチやぬか漬けなど、ちょっと手間がかかりそう…という漬け物も、分かりやすく丁寧に解説されている。今までの漬け物の概念にとらわれず、冷蔵庫にある余りものや気になった食材を漬けてみると案外何でも美味しくなる――というのも漬け物の魅力なんだとか。

 今までは浅漬けくらいしか作ったことがなかった…という人も、『漬け物がまるごとわかる本』を読めば、きっと効率よく食材を活用できるはず。筆者もこれから冷蔵庫整理が捗りそうだ。

調理・文=きこなび(月乃雫)