ボーナスの最も効果的な使い道は? 知った人からラクにお金が貯まるオトナ女子向けマネー術

ビジネス

2019/6/7

『オトナ女子のお金の貯め方増やし方BOOK』(大竹のり子:監修/新星出版社)

 夏を目前にしたこの時期には、ニュースでも企業のボーナス支給額が話題になる。ボーナスは、がんばった自分にとってのご褒美。まとまったお金をどう使おうか、わくわくしているオトナ女子は多いだろう。お金は、上手に使うことができれば夢を叶える選択肢を広げ、不安をぐんと減らしてくれる手段になる。だから、「自分」らしい人生を送るためには、お金とどう付き合っていくかをきちんと考える必要があるのだ。

“お金はあなたを映す鏡です。”

『オトナ女子のお金の貯め方増やし方BOOK』(大竹のり子:監修/新星出版社)は、心にグサっと刺さるような言葉で幕を開ける、オトナ女子のためのマネー本だ。例えば、あなたにはこんなNG習慣はないだろうか?

 実はこれらの習慣は、お金が減ってしまう原因に…。お金について学ぶことは、自分の知性を磨くことにも繋がる。真の“オトナ女子”になるために、マイホームや保険、投資についての基本的な知識をつけ、世の中の流れや経済の仕組みを理解していきたい。素敵なオトナ女子への第一歩は、本書を開くことから始まるのだ。

■ボーナスはちゃんと使って、しっかり貯める!

 堅実にいくならボーナスは全額貯金? と悩んでしまう人も多いだろうが、監修者でファイナンシャルプライナーの大竹さんは、ちゃんと使ってしっかり貯めようとアドバイスする。

“よいボーナスの使い方は、半分は貯蓄して、残り半分は自分へのご褒美に使うことです。自分への投資になるような出費であれば、なおよいですね。”

「自己投資」と聞くと、資格の取得などにあてなければと感じるかもしれないが、もっと気楽に、将来のなりたい自分をイメージして、これまでとは違う洋服を買ったり、行ったことがない場所への旅費にしたりすることも立派な自己投資だ。

 ただし、ボーナスは生活費に当てないように注意したい。ボーナスはあくまでも臨時収入。臨時収入をあてにして普段から生活していると貯蓄が増えず、家計はマイナスになってしまう恐れがある。ドキっとした方は、本書を参考に自分のやりくりを見直してみよう。

■お金を貯めるコツは「節約」じゃない!

「お金を貯めたい」と思うと、多くの人は縛りの多い節約生活をして、なんとか出費を減らそうと努力するはず。しかし、本書によれば、本当に重要なのは「節約」でなく、“使うところをひとつ決めること”だそう。

“「ただなんとなく月末になるとお金がない」という使い方は、今すぐやめましょう。貯める体質になるためには、メリハリのある出費が大切です。”

「節約しているせいで好きなものも買えない…」と感じるのは相当なストレスだ。しかし、好きなことにお金を使い、その分、他の部分での出費をセーブしていけたら心は軽くなり、貯蓄も難しくなくなる。自分の出費を総合的に見て、バランスを取っていくこと。これこそが、お金を貯める最大のコツなのだ。

 お金を使うときに意識したいのは「貯蓄2:消費6:自己投資2」の法則。ただ出費を抑えるだけでなく、将来を見据えて自己投資を行っていくことも、オトナ女子らしい人生プランには大切だ。自分で決めたルールを守って毎月着実に貯蓄を続けることができれば、将来へのぼんやりとした不安も薄れていき、お金とどう向き合っていったらよいのか分かってきそうだ。

■知らないと損!? ラクして得する節約術

「節約で大切なのはがんばらないこと」と説く本書は、多くの“ラクして得する節約術”を教えてくれる。節約中には、我慢するだけでなく心が躍るような“お得な楽しみ”を自分なりに見つけるのもいいだろう。

 節約は我慢しながら地味にコツコツやるもの――そんな思い込みを気持ちよく崩してくれる本書の提案するルールなら、お金のことに一喜一憂して心が荒んでしまうという心配もなくなりそうだ。本書では、株主優待や初心者向けの投資など、お金を増やすコツも分かりやすく紹介されているので、ワンランク上の自分にステップアップしたいと考えている方は、ぜひ手に取ってみてほしい。

文=古川諭香