「これ全部レンジで調理できるの!?」目からうろこの時短レシピ! 忙しい&ズボラ主婦の救世主・若菜まりえさんの最新本

暮らし

2019/6/21

『メインおかずも副菜も全部レンジで! 忙しい人専用 「つくりおき食堂」の即完成レシピ』(若菜まりえ/扶桑社)

 働くママたちの間で根強く支持されている「作り置き」のレシピ本。仕事と育児の両立で家事にかける時間がとれない共働き家庭にとって、“週末にまとめて作って忙しい日はレンジで温めるだけ”という作り置きレシピはまさに救世主といえる。

 ところが実際に作り置き生活をしてみると、1週間分の料理を一度に用意するのは意外と時間がかかる。休みの日に作るにしても、それだけで数時間はつぶれてしまうだろう。元々料理が好きな人ならそんな時間も楽しめるが、世の中にはきっと「休みの日ぐらいゆっくりしたい…」という私のようなズボラなママも多いはずだ。

 そんな忙しない日常を送っている人に読んでほしいのが、Twitterフォロワー数24万人超えの人気料理ブロガー・若菜まりえさんによる『メインおかずも副菜も全部レンジで! 忙しい人専用 「つくりおき食堂」の即完成レシピ』(扶桑社)。著者作累計15万部を突破した若菜まりえさん待望の最新本で、第2弾となる本書はレンジで作れる時短レシピだけをまとめた1冊だ。簡単すぎるゆえ「本当にこれでおいしくなるの!?」と疑いたくなるのだが、これが「パパも子供もおかわり連発!」とSNSで大評判。その一部をちょっとご紹介しよう。

はさみで切ってレンジでチン! 包丁&まな板いらずの効率的なレシピ

 著者である若菜まりえさん自身も、会社勤めをしながら4歳と2歳の子供を育てる働くママ。そのため本書に登場するのは“まとまった時間がとれない忙しい人でもスキマ時間にパッと作れる実用的なレシピ”ばかり。そのバリエーションも多彩で、若菜さんにかかればナポリタンもチキンカレーもラタトゥイユも、鍋を使わずに電子レンジ1つで完成させてしまうからスゴイ! しかも「ナポリタン」に至っては、包丁すら使わないのだ。

 ナポリタンの気になる作り方だが、まず耐熱容器に水と半分に折ったパスタを入れ、その上からピーマンとウインナーをキッチンバサミで刻んで入れる。

 さらにチューブのにんにく、オリーブオイル、顆粒コンソメ、塩で軽く下味を付けて、ラップをかけずにレンジでチン。仕上げにケチャップとバターで和えればあっという間にできあがり。

 トータルの調理時間は10分少々。具材を炒めなくても、にんにくやバターを入れることでコクのある風味豊かな味わいになる。ボリューム満点で野菜も摂れる、しかも最後に鍋やまな板の洗い物をしなくていいという特典付き。これこそ働くママにとって究極の時短レシピではないだろうか。

煮物も炒め物もOK! レンジ調理のコツをマスターすれば時短料理の達人に

 若菜さんのレシピの中にはほかにも「これもレンジでできちゃうの!?」という“レンチン”テクニックが度々登場する。

 例えば「筑前煮」。煮物は手間と時間を要するため、なかなか平日に作ろうというモチベーションにはならないものだが、若菜さんのレシピは鶏もも肉、にんじん、大根、ごぼう、こんにゃくを切って耐熱容器に入れ、調味料を加えてレンジで10分ほど加熱するだけ。根菜は味がしみ込みにくいので薄めに切ることがレンチン煮物のコツだという。これなら、「煮物が食べたい」と思い立ったときにすぐ作ることができそうだ。

 そしてもう1つ、SNSで人気No.1を獲得したのが「マーボー厚揚げ」。厚揚げと長ネギをキッチンバサミで切って耐熱容器に入れ、豚ひき肉、焼肉のタレ、豆板醤を加えてよく混ぜ合わせ、レンジでチンすれば完成だ。

 この1皿には「麻婆豆腐はこれからずっとこれだ!!っていうくらいおいしい」「子供が抱えこんで離してくれない」とフォロワーからも「いいね!」の声が続々。小さな子供がいる場合は豆板醤を除いて作り、後から大人の分だけ加えるようにすればいいという。

 こんな風にレンジだけで完結できる超簡単な作り置きレシピが154品。肉、魚、ごはん・麺、野菜とバランスよく登場する上、1週間分の献立例が掲載されているのも毎日台所に立つ身としてはうれしいところだ。またレンジ調理のポイントが分かりやすくまとめられているのも勉強になる。

 火を使わないというだけで料理のハードルがぐっと下がる、電子レンジを駆使したアイディアレシピの数々。「毎日の料理は面倒だけど、でも家族には家庭料理を食べさせてあげたい…」と日々葛藤しているママたちこそぜひ試してみてほしい。

文=齋藤久美子