命がはじまる卵子と精子は決まっている… 。「ヘンタイドクターズ」のみが知る、神秘的な生命の世界

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2019/6/23

『いのちのヌード まっさらな命と真剣に向き合う医師たちのプロジェクト「ヘンタイドクターズ」』(秋山佳胤、池川明、梅津貴陽、巽一郎、長堀優、松久正/VOICE)

「ヘンタイドクターズ」という、常識や固定観念から解き放たれて真実を追求している“ちょっと変わった”医師たちがいる。『いのちのヌード まっさらな命と真剣に向き合う医師たちのプロジェクト「ヘンタイドクターズ」』(秋山佳胤、池川明、梅津貴陽、巽一郎、長堀優、松久正/VOICE)は、そんな彼らの常識破りの医学を通して「命の対話」を目指す1冊である。

 ドクターのなかには常識を超える“超常識人”クラスの人たちが多く、そこからさらに「ヘンタイ化」するドクターたちが続々と登場しはじめたという。彼らは、命や魂という未知の世界を医学とスピリチュアル的観点の両方から考察する。本書の目的は「命のこと、魂のことがなんとなくわかった!」と読者に思ってもらえることだという。本稿ではその中から、もっとも「命」のイメージに近いであろう「出産」にまつわるエピソードを紹介していく。

 産婦人科医でありながら「胎内記憶」の専門家でもある池川明氏は「命がはじまる卵子と精子は決まっている」と語る。生まれる前の魂は人間界を上から観察し「僕はここに入ろうっと!」と決断し、選んだ精子と卵子の両方に自身を宿らせる。受精する精子は最初から決まっているため、残り全ての精子はそれを“応援”する役割にあるという。

 また、出産にまつわる現場には、赤ちゃんと話ができる「対話士」がいることがある。対話士は、まだお喋りができない赤ちゃんからメッセージを受け取ることのできる存在だ。池川氏は、亡くなった赤ちゃんとも対話ができるというある対話のエピソードを挙げる。

 それは、お腹の中で亡くなってしまったある赤ちゃんの話だ。その子は、過去生で自分を見殺しにした人たちのカルマを一度に解消するために死産を選んだのだという。実は、過去生で自分を見殺しにした人の全員が集まるのがこの機会で、それにはドクターである池川氏までもが含まれていたのだ。

 赤ちゃんは「私は、皆のカルマをすべて持っていく力がある」とし、「もう自分は死んでいるけれど、生きている子のように扱ってほしい」とリクエストした。陣痛がはじまったとき、周囲はその子がまるで生きているように「赤ちゃんがんばれ!」と声をかけた。たとえ生命はなくとも、その子が出てきたときに「無事に生まれた!」という喜びの気持ちがあふれたという。

 池川氏は「皆、悲しいけれども、同時にうれしくもあり、そこにいた皆は泣いて笑って、という不思議な状況になりました」と語る。出てきたその赤ちゃんの体は丁重に、まるでただ眠っているだけのように扱われた。池川氏は、その子が伝えたかったメッセージは「これからも流産・死産する子がいたら、自分と同じように扱ってね」ということであったと振り返る。

 現代医学の教科書から飛び出して、魂の声を伝えられるのが「ヘンタイドクターズ」だという。彼らはこれからも、人間の体という目に見える物質的な世界だけではなく、幸せや魂という目に見えない世界を見つめ、常識を飛び越えながら真実を追求し続ける。

文=ジョセート