1日5分で顔のたるみとサヨナラ! 道具いらずの「ユビバリー(指鍼)」で簡単リフトアップ

健康・美容

公開日:2019/6/28

『顔が上がる 指鍼』(光本朱美/主婦の友社)

 電車の窓に映った自分、朝起きぬけで鏡を見た時の自分…。ふとした瞬間の老けぶりにショックを受けているアナタにこそおすすめしたいのが、「指鍼(ユビバリー)」です。

 道具いらずで、必要なのは自分の指だけ! 1日5分、簡単7ステップで顔が上がる奇跡のメソッドを提案するのは、美容鍼サロン「ハリジェンヌ」を経営し、オープン以来、“顔筋”に着目して施術を行ってきた光本朱美院長。光本院長によると、「顔のたるみは、表情筋の衰えが大きな要因! 皮膚の下にある筋肉を刺激し、鍛えることで、“外だるみ”した顔筋をキュッと引き上げることができる」そう。顔も、体と同じように「鍛える」ことが必要、というわけです。

 最新著書『顔が上がる 指鍼』(主婦の友社)は、サロンでの施術に近いセルフケアが家でもできるように――と院長自らが考案した“顔筋を鍛える”指鍼メソッドを紹介した一冊。ここに掲載されているメソッドを実践してみたところ、たった1回で筆者の疲れ顔も“グッ!”と上がったと実感できました!

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人さし指を「鍼」のようにして使う

 本書によると、「指鍼」は、人さし指を曲げて、第2関節を「鍼」のように使うのが基本。人さし指を曲げて作った「ユビバリー」を肌に当てて、圧をかけて回すことで鍼のように刺激。さらに、圧をかけながらすべらせることで効果的に顔を引き上げるといいます。親指は添えるようにして置いて、「ユビバリー」を支えたり、揉み上げたりするのに使います。

3つのエリアの筋肉を攻める!

「指鍼」はただのマッサージではなく、日々の生活習慣により衰えた筋肉を刺激することで、リフトアップ効果を狙うセルフケア法。顔の中でも注目すべきは「ヘッドアイブロック(頭皮エリア)」「アンダーアイブロック(ほうれい線エリア)」「フェイスラインブロック(ほおエリア)」の3つのエリア。ここの筋肉に重点的にアプローチすることで、顔が中心に向かってスッと引き上げられた、理想的な「センターリフト顔」に近づけると言います。

顔のたるみには「フェイスラインブロック」を刺激

 筆者が気になっているフェイスラインのたるみには、「フェイスラインブロック」の「噛む筋肉」を刺激するのが効果的なのだとか。

「オー」と言ったとき両ほおにできるくぼみの、あご骨と筋肉の境に「ユビバリー」をグッと入れ、親指は耳の下あたりに。ユビバリーをグルグル5回回します。上にずらしながら同様に回して、ほお骨の下までほぐします。

 筆者は歯を食いしばる癖があるため、フェイスラインは常に凝っているポイント。筋肉が張っていると感じるのに、見た目はたるんできているのが悩みでした。筋肉に「ユビバリー」を当ててグルグルしてみるとイタ気持ちよくて、刺激しているのはフェイスラインブロックでも、顔全体の緊張がほぐれるような感覚。指鍼メソッドの仕上げまで終えた頃には、全体に柔らかい顔つきになっていることに驚きました! 口角がきれいに上がるようになり、フェイスラインもややすっきりとした印象になったのは、フェイスラインブロックをほぐしたおかげだと実感。

 指鍼メソッドはウォーミングアップから仕上げまで、「ヘッドアイブロック」「アンダーアイブロック」「フェイスラインブロック」のそれぞれを刺激する7つのステップで構成されていて、紹介した「噛む筋肉」をほぐす動作はそのうちのひとつ。ステップを経て行った方が効果を実感できるので、ぜひ本書を読んでトライしてみてくださいね。

文=箕浦 梢