「会社の人間関係に疲れた…」嫌なヤツには「期間限定思考」で接すればいい! 職場の「しんどい」が消え去る本

ビジネス

2019/9/2

『1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(井上智介/大和出版)

「休日に、明日からまた仕事だと思うと憂鬱になる…」「面倒な仕事を押しつけられても断れなくてつらい…」「同僚と比べて自分は劣っている気がする…」そんな仕事におけるストレスを抱えている人は多い。

『1万人超を救ったメンタル産業医の 職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全』(井上智介/大和出版)は、産業医・精神科医である著者が、職場の「しんどい」のときほぐし方を教えてくれる1冊だ。

 本書からすぐに真似できる考え方を3つ紹介したい。

・人生は「60点合格」が一番心地いいと考える

 職場やSNSで人と比べて劣等感を持つこともあるだろう。だが「100点満点の自分」を目指したところで、理想と現実のギャップに悩み続けるだけかもしれない。もし100点を取れたとしても、「次も100点を取らないと許せない」とずっと自分に負荷をかけ続けるだろう。そこで本書がすすめるのが「人生の合格ラインを60点にする」ことだ。そこを目指せば「失敗しても当然」「うまくいかなくてOK」と考えることができる。「しんどい」を消すには、心に余裕を持たせることだ。

・嫌なヤツとの付き合いは「期間限定思考」で

 職場の苦手な人物との関係は、ゴールを作ると楽になったりする。たとえば、イヤな上司との関係。「2年以内に2回は定期の異動チャンスがあるから、それで上司か私が異動にならなかったら転職しよう」と考えてみてはどうだろう? 終わりが見える「期間限定」の形は気楽に感じる。だが、著者によるとこの「期間限定思考」を実践したほとんどの人は実際には転職に至らなかったという。心に余裕が生まれることで、相手の懐に飛び込めるようになるのだという。まずは、自分の決めた「期間」でそれを試してみよう。

・NOと言えない人は「先制パンチワード」で自分を守る

 イヤな仕事でも「頼まれると断れない」という人は多い。頼まれ仕事の負担を回避するために使いたいのが「先制パンチワード」だ。「先制パンチワード」は、先に自分がへりくだる態度を見せることで、相手にイヤな気持ちをさせず断るための言葉だ。

例:「Aさんには迷惑をかけますが、できません」
例:「ダメなやつだと思われるかもしれませんが、できません」

 こういった、先にへりくだる枕詞をつけてみる。また、普段から「ゴミを拾う」「ドアを開けてあげる」という自分にできる「小さな親切」を先にして、印象をよくしておけば、無理難題の「大きな親切」を断りやすいという。

 著者は産業医として「ラフに生きる」というモットーを掲げているという。「ラフ」には「大雑把な(rough)」「笑い(laugh)」という2つの意味がある。本書はそんな「“ラフ”に生きるコツ」も紹介しており、本書を読者の気になった部分から気軽に読んでもらえたらとしている。しんどい気持ちを抱えて疲れきった自分の心を、本書のテクニックで“ラフ”にほぐしてほしい。

文=ジョセート