大雨で避難勧告が…格好は「かっぱ・長靴・リュック」で正解? 蝶野正洋氏企画発案の防災本講座(前編)

暮らし

2019/10/5

 大雨が降って避難勧告が出て、といったシチュエーションで考えられる対応で正しいのは次の3つのうち、どれでしょうか?

A:スーツはなしだけど、動きやすいTシャツにデニムのカジュアルスタイルで避難。
B:まだ、雨は止んでないのでかっぱに加えて傘も持つべき。
C:紐で固定できるので、足元はスニーカーがベスト!

 正解は文末まで待つとして先に本のご紹介をします。

『防災減災119』(蝶野正洋:企画・発案、加藤孝一:監修/主婦の友社)

 日本は災害大国と言われるほど、様々な自然災害に見舞われる国です。近年でも、平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、平成30年北海道胆振東部地震、令和元年台風第15号といった大きな災害がありました。

 他にも、豪雪、洪水、高潮、津波等があります。いつどこで遭遇するか、発生するか分からないのが災害。

 大小様々な災害時、どこの現場でも「ファーストレスポンダー(初動救援者)」として現場に駆け付け、最前線で活動しているのが、その地元の消防団。消防団は地域防災の中核を担う存在であり、共助活動の要といわれています。

 平成7年阪神・淡路大震災時、前述の「共助」とともに、自分で自分の命を助ける「自助」や、法律や制度に基づいて行政が行う「公助」、それぞれの役割が注目を集めました。ただ、自らが困難な場面に遭遇したとき、まずは「イザというとき自分で身を守る行動」を選択し、解決を図るように努力していきたいもの。

 今回オススメする「防災減災119」には、地震・火災・風水害・災害後の4章に分けて、命を守るプロから学ぶ災害時のマニュアル(行動術)が載っています。

 本書の企画発案は、蝶野正洋氏。2019年10月5日にプロレスデビュー35周年を迎える蝶野氏、実は日本消防協会「消防応援団」を務めており、地域防災の講演を多く開催し、防災の啓蒙に幅広く取り組んでいます。他にもSTF…ではなく、AED(自動体外式除細動器)の普及のため「AED大使」(日本AED財団)として活動。

 巻頭では、本の監修をした東京消防庁OBで防災アドバイザーの加藤孝一氏と対談を行っているので、より身近に分かりやすく自助を感じとることができます。まずは自助で身を守りましょう!

 ちなみに冒頭の質問、正解はC。

 補足としては、

・持ち出し用の非常袋は普段からスタンバイするべき
・基本の服装は上下に分かれたレインウエア、帽子もしくはヘルメット、ヘッドライト、防水や撥水性のあるスニーカー、両手の空くリュックが最適
・レインコートタイプは強風ではだけてしまう可能性があるので、避難時には向きません。長靴は上から水が入り動きにくくなるので避けた方が○
・非常時に持ち出すものを家族構成に合わせ、あらかじめリュックに分散して詰め、身近な場所に保管をし、避難の際はすぐに持ち出せるようにしておきましょう
・もちろん、地震対策の持ち出し用の非常袋と兼用でOK。

とのこと。

後編に続く