What planet are you from?――意味は「●●れている?」アカデミー賞映画でリアル英語を学ぶ!

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2020/2/27

『リアルな英語の9割はアカデミー賞映画で学べる!』(南谷三世/池田書店)

 現地時間の2月9日に発表された第92回アカデミー賞。アカデミー賞を受賞することは、作品、製作者、出演者らにとって最高の栄誉とされ、全世界で注目される、最も有名で華やかな映画の賞である。

 映画には、音楽や脚本、演出など、さまざまな要素がちりばめられているが、「セリフ」もとても大きな要素。「どの映画が好き?」なんていう会話をすると、「あの映画の、あのセリフが忘れられない」と、特定のセリフが心に残っていることに気づくこともある。映画のセリフで覚えた英語表現があるという方も少なくないのでは? 参考書で勉強しても覚えられないのに、映画の印象的なセリフだと、すんなり覚えられたりするものだ。それは、セリフが生きた英語だからなのかもしれない。

『リアルな英語の9割はアカデミー賞映画で学べる!』(南谷三世/池田書店)では、数々の名作映画の名セリフ、名場面の英語を徹底解説。映画では、場面の状況やキャラクターの気持ちが表現されているため、背景を理解しながら英語を学ぶことができる手段として推奨している。

『ローマの休日』

「妖精」と称されたオードリー・ヘプバーン主演の名作『ローマの休日』からご紹介するのは、オシャレで可愛らしいセリフ。有名な童話「シンデレラ」から生まれたイディオムだ。

 At midnight, I’ll turn into a pumpkin.
 真夜中に私はカボチャになる(から帰らないといけない)

 ヘプバーン演じるアンがダンスパーティに行きたいと話す会話の中で登場するセリフ。ご存じのとおり、カボチャは「シンデレラ」のカボチャの馬車を指し、「門限」の意味で使われることがあるそう。お誘いを断る時でも、これなら相手の気分を害することなく、スマートにお断りできそうだ。

『ボヘミアン・ラプソディ』

 イギリスの伝説のロックバンド「クイーン」を題材にした『ボヘミアン・ラプソディ』からは、ビジネスでもプライベートでも頻出の表現。どこでも使える便利な言い回しだ。

 You’ll just have to make sure no one’s looking at your lips.
 誰もあなたの唇を見ないようにしないとね

 クイーンがBBCテレビに出演することになり、口パクをするように言われるシーンで登場するセリフだ。make sureは「間違いなく〜させる」という意味合いで使われ、さまざまな場面で応用できるので、覚えておいて損はない表現。

『ラ・ラ・ランド』

 LAを舞台にした、歌ありダンスありの躍動感あふれるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。ライアン・ゴズリング演じるセブが、「クビ」を告げられるやり取りでのセリフがこれ。

 What planet are you from?
 君はどこの星から来たんだ? (君は宇宙人か?)

 ここでは、呆れたニュアンスで使われているが、理解できない言動をした人に「何、考えてるんだ!」と茶化すようなユーモラスな表現としても使える。さらに、「同じ人間とは思えない、あまりにすごい人」と絶賛するような場面でも使えるので、ぜひどこかで使ってみたい。

 本書では、他にも『タイタニック』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、一度は観たことのある名作のセリフが、シーンとともに多数紹介されている。それぞれの表現の応用方法なども掲載されているので、日常の場面でも活用できること間違いなし。冒頭で、映画を使った具体的な学習法が説明されているので、それを参考にしながら、お気に入りの映画のセリフを拾ってみても楽しいかもしれない。

文=松澤友子