時代を超え語り継ぎたい「250万乙女のバイブル」 ※モチロン乙女以外も可!
公開日:2012/7/1
星の瞳のシルエット (1)
ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android | 発売元 : フェアベル |
ジャンル:コミック | 購入元:eBookJapan |
著者名:柊あおい | 価格:400円 |
※最新の価格はストアでご確認ください。 |
みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。
“あの頃から”冬空のシリウスにキュンとなりっぱなしな中國卓郎です。
今からもう4半世紀前…当時の僕は妹の買って来る「りぼん」を毎月、心待ちにしている半ズボン小学生だった。妹がいたお陰で少女漫画には抵抗が無く、むしろそれどころかその辺の少年漫画より夢中になっていた作品があった。そう他ならぬ本書「星の瞳のシルエット」である。
いやしかし何でなんだろう? 未だに何故この作品に小学生の自分が惹かれたのかイマイチわからない。ただ少女漫画ってのは、ピンク色で甘ったるい雰囲気のモノだと思っていたのに「星の瞳のシルエット」(特に自分が初めて読んだ話)はブルーっぽいと言うか、何処かサッパリして清涼感が有り、入りやすかったから…って抽象的な表現で恐縮ですが、とにかく夢中になった次第であり毎月「りぼん」発売直後はクラスの女子と熱く語り合ったもんでした。
中学2年の香澄は、親友である真理子が好きになった久住君に自分も惹かれていくのを自覚し思い悩む。また彼女には幼い頃、すすき野原で「星の欠片」をくれた男の子への淡い想いもあり…と、恋と友情のハザマで悩むヒロインっつ~少女漫画の王道ストーリーなのですが、このモドカシイ感&ジレッタイ感がタマンナイ訳です。なんたって王道ですから! そこへ持ってきてネットやスマホどころか携帯電話すらない時代ですよ。もうね?基本的に電話かけても出んのは親だから!
そんな時代を生きた少年少女達の青春物語を是非に今、この時代に生きる少年少女達に読んで戴きたいっ! そりゃ確かに絵柄とか諸々&色々と時代を感じちゃいますけど、でも本当に芯の部分は今でも全く色褪せてなんかいないんだ!なんたって連載当初のキャッチコピーは「200万乙女のバイブル」ですぜ?更にはその後、人気が爆発し本誌の発行部数増大に貢献して「250万乙女のバイブル」へと進化した珠玉の一品でございますってんだ!
だから現役乙女も旧乙女も継続乙女も、男子も少年も青年もオッサンも、未読者も再読者もみんなで仲良く読めば良いのです。だってそうだろ?これはバイブルなのだから。と、今も昔も香澄派な僕ぁ思うのです…イヤ捻りがなくてお恥ずかしい。でもコレだけは絶対に譲れないからっ!
やっぱ生徒手帳を落としてこそ正統派ヒロインってもんです!
「すすき野原の男の子」って、もう語感からして素敵じゃないすか
カラー化されてるページがあります!いや~嬉しいなぁ
とっておきを親友にはあげないヒロイン。いや生っぽくて素晴らしい!
何故か昔から個人的に凄まじく好きなページ (C)NEKONOTE-DO/fairbell