2020年の料理レシピ本大賞・大賞は『リュウジ式 悪魔のレシピ』! 人をダメにするくらいウマい116品…その半数は低糖質レシピ!?

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更新日:2020/10/2

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ
『ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ』(リュウジ/ライツ社)

「料理レシピ本」という書籍ジャンルの魅力をアピールし、その価値を広く浸透させるために創設された「料理レシピ本大賞 in Japan」。2020年9月8日に、全123作品のエントリーの中から第7回目の大賞には、料理研究家・リュウジさんの『ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ』(ライツ社)が輝きました!

 Twitterにレシピを公開すればたちまちバズり、TVや雑誌にも引っ張りだこで、今一番注目の料理研究家といっても過言ではないリュウジさん。そんな彼が上梓した本書は発売2週間で異例の第3刷となり、今では16刷19万4000部突破のベストセラーとなっています。

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ p.10-11

 本書の魅力は、リュウジさん選りすぐりの「人をダメにするくらい悪魔的においしい」簡単レシピが全116品収録されていること。Twitterでバズった「伝説のレシピ」をはじめ、爆速で作れる「呑んべえおつまみ」、魅惑の新世界「アレンジ麺類」など、目次を眺めているだけで喉が鳴りそうなラインナップです。早速、詳しく見ていきましょう!

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人をダメにするくらいおいしいのに…レシピの半数は「低糖質」!

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ p.23

 リュウジさんいわく“とにかく理性も知性も崩壊するおいしいレシピばかり”という本書。さぞやハイカロリーな料理ばかりなのだろう…と思いきや、なんと116品中58品は「低糖質」のレシピなのです!

 たとえば「悪ウマ肉ピザ」(p.23)は、肉を生地代わりにしてピザを作るという低糖質レシピ。とろりと溶けたチーズが食欲をそそり、がっつり悪魔的な見た目ながら、ページの左下には「低糖質」を表す天使マークがついています。

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ p.66

“豆腐だから罪悪感ゼロ”と天使が囁く「豆腐ペペロンチーノ」(p.66)は、筆者宅でも大変お世話になっているレシピ。オリーブオイルを熱したフライパンでベーコン、にんにく、鷹の爪を炒め、さらに豆腐、顆粒コンソメ、塩を加えて炒めるだけで簡単に作れます。

 少ない食材でちゃちゃっと作れるだけでなく、魅力はやっぱりそのおいしさ! 低糖質レシピとはいえ、なんだか物足りない、我慢しているという感じはせず、1品だけで大満足できます。

「もうデブになってもいい!」という日は背徳の悪魔レシピを堪能

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ p.28

 やはりカロリーがあるものはおいしい…。悪魔のマークがついた背徳のレシピも忘れずにチェックしておきましょう。

 無性にこってりしたものが食べたくなった夜、「背徳の旨塩油そば」(p.28)の誘惑に勝てる人はいないかも。この1品は茹でた中華麺を、即席で作れる自家製油そばのタレとあえるだけの簡単レシピ。仕上げに卵黄を落とし、酢や柚子胡椒などお好みの調味料をトッピングすれば、さらに背徳の味に…。

ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ p.86

 麺より米派! という人は「アボカドの漬け丼」(p.86)なんていかがでしょう。めんつゆの甘辛い味が沁み込んだアボカドは、間違いなくご飯泥棒。とろけるような食感のアボカドとご飯の組み合わせは、かなり中毒性があります…!

 悪魔的でいて「最短で、最高の味」というコンセプトを持つ本書から、その日の気分でレシピを選べば、きっと自分の胃袋を納得させる食事が楽しめるはず。「料理レシピ本大賞 in Japan」大賞受賞で再び注目が集まるこの機会にぜひ、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

文=ひがしあや