日本で初めてエンピツを使ったのは、あの有名戦国武将だった! 小学生のための歴史が1日1ページ366日分、楽しく身につく!

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公開日:2020/10/30

日本の歴史366
『日本の歴史366』(小和田哲男:監修、TOA:絵/主婦の友社)

 子どもに日本の歴史を聞かれて、うまく解説できる自信ありますか? 「日本史っておもしろい」と、子どもに感じさせることが、歴史嫌いにしないためには欠かせません。

 日付にひもづけて、その日に起きた日本の歴史を1日1ページ366日分紹介する『日本の歴史366』(主婦の友社)が発売になりました。歴史的に重要度の高い出来事や人物の紹介はもちろん、小学生が毎日楽しく読み進められるおもしろいネタも盛り込まれています。

 そんななかから、びっくり&おもしろネタを3つ、ご紹介!

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戦国3大武将の意外な歴史って?

 例えば、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康。
 誰もが知っている3人の武将ですが、こんな事実も歴史に刻まれているのです。

12月26日 徳川家康、ハッピーバースデー♪

 クリスマスの翌日はなんと家康の誕生日! 日本で最初にエンピツを使ったのも家康。静岡県の神社に、遺品として日本最古のエンピツが納められています。家康は3歳で母と別れ、6歳で今川家に人質に出され、江戸幕府を開くまで苦労の連続でした。

日本の歴史366

7月24日 豊臣秀吉がゾウをもらった日

 フィリピンから秀吉に、大きなゾウ1頭がプレゼントされた日。貿易のために外国の船が日本に来ていたこのころ。当時スペイン領だったフィリピンの使者が大坂城にやってきて、めずらしい動物としてゾウを贈ったそうです。

日本の歴史366

2月29日 織田信長が300人の相撲を見た日

 4年に一度のうるう日。この日は、信長が安土城に300人の相撲取りを集めて、相撲観戦をした日。戦国武将は相撲が大好き! とくに信長は相撲好きだったそう。活躍した力士は、信長の家来にしてもらえたりと、豪華な賞品をもらえたそうです。

日本の歴史366

 知っているようで知らない日本の歴史。小学生が知っておきたい歴史の教養が詰まった1冊ですが、大人も十分楽しめます。家族や友人の誕生日、その日の日付を見ながら、何があった日かを親子で読んでみてはいかがでしょうか。

歴史は知識以外のことも子どもに教えてくれる

 本書の監修は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証でも有名な小和田哲男先生。
歴史学者である小和田先生は、プレスリリースによると
「日本という国は、長い時間をかけてここにあります。たくさんの人々の喜びや悲しみ、苦労などを歴史を知ることで学ぶことができるのです。今起きていること、これから起きること……。歴史を知ると、視野が広がります。歴史を学んだ子どもであれば、今後の人生においてきっと素晴らしい選択をしていけることでしょう」とおっしゃいます。

 今まで知らなかった知識や、おもしろい歴史の真実を学べる以外にも、きっと大切なことを子どもの心に残してくれるはずです。

日本の歴史366
12月18日は、西郷隆盛像が上野公園に建てられた日。西郷隆盛像の2つのイラストのまちがい探しを楽しみながら、歴史を覚えてしまうしかけ。

 本書は実に厚さ3cm、400ページというボリューム! それでも子どもが楽しく飽きずに読めるよう、クイズや1コママンガ、まちがい探し、歴史上の偉人本人が出来事について語る解説文、ページやイラスト内にこっそり潜む忍者のイラスト探しなど、工夫が満載です!