あまりにも数奇で業の深い作家・爪切男の半生を辿る――3カ月連続刊行の第一弾『もはや僕は人間じゃない』

レビュー

なんと業の深い人だろう――爪切男『もはや僕は人間じゃない』(中央公論新社)を読み終えての印象はこれに尽きる。笑っていいのか泣いていいのか、同情したらいいのか嘆いたらいいのか。とにかく爪の周囲には思いも…

本文を読む