共感を呼ぶ傑作か? 問題作か? 「多様性」を礼賛する現代人の残酷さを暴く朝井リョウ最新作『正欲』

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レビュー

「多様性」を認めようとする今の世の中を「いい時代になった」と礼賛する人も多い。たしかに一部の人たちにとっては望ましい潮流だ。だが、救われたのはマイノリティの中のマジョリティだけなのではないか。「多様…

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