「そのロシア語、全部わかってるから!」ロシア美少女の甘々な本心にニヤニヤが止まらない! 最新刊3巻では自宅押しかけイベントが発生!?

文芸・カルチャー

公開日:2021/12/1

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』3巻(燦々SUN/KADOKAWA)

 隣の席の久世政近に、容赦のない毒舌を浴びせる銀髪ロシアン美少女・アーリャさん。でも、時折つぶやくロシア語には、思いがけない本音が隠されていて……?

『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』(燦々SUN/KADOKAWA)は、クールな表情を装いつつ「милашка(かわいい)」「И наменятоже обрати внимание(私のことかまってよ)」とロシア語で本心を漏らすアーリャと、実はネイティブレベルのロシア語リスニング力を持つ政近が繰り広げるラブコメディ。アーリャは周囲にバレていないと思って甘々なことをつぶやいているが、政近には言葉の意味が丸わかり。でも、「バレてるぞ」とも言い出せず、素知らぬ顔でこっぱずかしいセリフを受け止めている。そんなムズムズするような甘酸っぱいシチュエーションが多くの読者の心を捉え、第1巻は発売からわずか4カ月で発行部数10万部を達成。現在は第3巻まで刊行され、シリーズ累計35万部を突破している。

 しかも、描かれるのはアーリャと政近のもどかしい関係ばかりではない。向上心あふれるアーリャは生徒会長の座を目指しており、そんな彼女の気高さ、尊さに魅了された政近はアーリャを全面的に支えることを決意。第1巻では、ふたりがパートナーとして生徒会長選挙への出馬を決意するまでが語られる。

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 だが、生徒会長選挙には強力なライバルがいた。それは、アーリャと並ぶ学年の二大美姫である周防有希。両親が離婚したため名字は違うが、実は政近の妹にあたる。学校では良家の子女らしく振る舞っているが、素顔は隠れオタクで超ブラコンというなかなか強烈なキャラクターだ。中等部時代は、有希が生徒会長、政近が副会長を務めたという実績もあり、知名度や経験に関してはアーリャを大きく凌いでいる。果たしてアーリャ&政近コンビは、そんな有希に勝てるのか。第3巻では、選挙の前哨戦として各候補が終業式でスピーチを行うことに。政近の秘策に驚かされるうえ、他人に頼らず我が道を歩んできたアーリャの変化、心の成長も描かれていく。

 そんな兄妹対決を前に、「これぞラブコメ」というイベントも目白押し! 期末試験に向けてみんなで勉強会を開いたり、誕生会と称してアーリャとふたりきりで食事をしたり、リア充感あふれる日々を過ごすことになる。きわめつけは、体調を崩した政近の自宅へアーリャがお見舞いにくるという、もはや波乱の予感しかしない展開。「有希さんに頼まれたの」としぶしぶ看病しにきたかのように装うアーリャだが、ロシア語で漏らした本心は……? さらに、思いがけない闖入者も現れ、まったく気が休まらない事態に。アーリャの不器用だけど健気な一面が明かされるうえ、有希の策士っぷりが浮き彫りにされるエピソードとなっている。

 破壊力抜群のロシア語爆弾を食らいつつ、アーリャとともに生徒会長選挙に向けて着々と歩みを進める政近。いよいよ夏休みを迎え、恋の季節に突入するふたりの歯がゆくも照れくさい関係から今後も目が離せない!

文=野本由起

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