「カルピス」の「ピス」は何語に由来する?/大人の最強雑学クイズ

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更新日:2021/8/14

【答え】サンスクリット語

【解説】
日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が発売されたのは、1919(大正8)年7月7日のこと。その名は、牛乳に含まれるカルシウムの「カル」、「ピス」は仏教用語などで使われるサンスクリット語に由来する。仏教では、乳・酪・生酥(しょうそ)・熟酥(じゅくそ・サルピス)・醍醐(だいご・サルピルマンダ)を「五味」というが、最高位「醍醐」から字をとると商品名が「カルピル」となり、歯切れが悪い。そこで、創業者の三島海雲が、音楽家の山田耕筰(こうさく)やサンスクリット語の権威である渡辺海旭(かいきょく)に相談したところ、次位の「熟酥」から字をとることを薦められ、「カルピス」と命名されたのだという。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。