神村課長が会社で便利屋に依頼する内容は、新入社員やするような軽微な作業ばかり。その理由とは？／野良猫と便利屋⑥

乙津きみ子著のコミック『野良猫と便利屋』から厳選して全12回連載でお届けします。今回は第6回です。ビルの屋上から人生を終らせようとする中年男性の柴。屋上の手すりにしがみつきながら後悔の念がよぎったとき、見ず知らずの青年・玄野に助けられる。これをきっかけに柴は玄野がいる便利屋「ネコノテ」で働くことに。そこで見たのは、世相を映す依頼と、有償で行われるさまざまな形の“人助け”だった。“人を助ける”ことの本当の意味とは……。 会社で便利屋を利用する神村課長。依頼内容は電球の交換、古雑誌の処分など軽微な作業ばかり。それには理由があって…。