子どもたちの間で広まる噂。夕方6時過ぎまで学校にいると“遊ぼうオジサン”が迎えにくる――／不安の種①

『不安の種』（中山昌亮/秋田書店）第1回【全6回】

棚から物が落ちたり、背後に何かの気配を感じたり…。何気ない日常生活の中で、何だか不安な空気を感じたことはないでしょうか？ 誰でも一度は感じたことのある“不安の種”から、あるとき芽が出てしまったら――。そんな不気味な世界を描く『不安の種』を、ご好評につき再掲載いたします。子どもたちの間で噂の学校の怪談話、ビルの窓に見える謎の影、雨の日になると必ず現れる“見てはいけないもの”…。ふと感じた不安が恐怖へと変わっていく。そんな至極の短編ホラーをお楽しみください。
※シリーズ最新刊『不安の種*6』発売中！